どんな時でも冷静な判断をすべきである

【訳文】
宰我がたずねた。「最高の人格者である仁者は、井戸の中に人が落ちていると言われたら、それが嘘でもすぐに自ら井戸に入ってこれを救うものですか？」
孔子先生は言われた。「どうしてそのようなことになるのだ。仁者とまではいかなくても、君子であれば、井戸のところに行くことになっても、井戸の中に落とされるようなことにはならない。道理のあることを言われてかつがれることはあっても、騙し通すことはできない。」

【思うこと】
人の意見を真に受けて聞くことは大事であるが、常に自分との対話も必要。
人の話を情報として認識して、その情報をもとに適切な判断を下すこと。
どんな場面であっても、冷静に対処できる人格を身に着けていきたい。