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腹落ち感と自分事化。

明日の取材で話そうと思うこと。
日々、感じていること。

目の前の忙しさに追われて、
いつの間にか"考える"という余地すらなくなっている人はたくさんいる。

だから何か新しいことをしようというときに、
現場から生まれたものは
「面倒だから」「コストがかかるから」
という分かりやすい指標で評価されて、実現しないということがほとんど。

新しいことができるのは、トップの一声がある場合。しかしこれも新しいことができているだけで、働いている人たちはなにも変わらない。

しかしごく稀に、現場の人たちも新しいことを受け入れている組織がある。

最初はトップの一声だったかもしれない。
けれど現場の人まで浸透している組織には大きな二つの特徴がある。

それは、考える余地があること。
そして、外に広げるミッションがあること。

新しいことに対して考える時間がある場合、自分の中で腹落ち感や納得感を持つことができる。
それはちょっと先の自分にとって非常に大事なことだと知り、所属している組織に対する肯定的な感情が生まれる。結果的に、働くことへのモチベーションや、質の高いアウトプットに繋がる。

加えて、組織内で受け入れた新しいことを外の人たちに伝え、広めるというミッションがあることで、自分事化するようになる。組織で新しいことを受け入れるということだけであれば、トップの一声だけで充分だが、それを広めるとなると、現場の力なしには達成できない。

新しいことの受け入れが古いことよりもコストが高かったり、何らかのハードルがあると、より現場の腹落ち感と自分事化が重要になる。
受け入れる体制のある組織とそうではない組織の差は、時代の転換期であり大きく物事が変わってきているいま、驚くほど急激に開いているように思える。

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