言葉に意味が生まれる。

 

Nov 18, 2018 by Ryota Nagashima

「言葉」について考える。

相手がいるから言葉に意味が生まれる。
言葉はとても繊細だから、
発せられた瞬間はふわふわやほやほやなんだけど、相手に触れた途端にかたちは変化する。

大抵は本人の想いとは違った意味を与えられ、
言葉はそれぞれの受け手の中で息をする。
言葉に意味が生まれる瞬間だ。

圧倒的に受け手の時間が長い現代において、
その主役は発した人ではなく受け取る自分なんだということを最近ようやく理解した。
だからこそ、言葉についてよく考える。
そこにある言葉をどう感じるかは、
それぞれの感受性と解釈に依存するものだから

だからやっと分かった。
僕が好きな文章は、相手の中で広がる言葉があるかということなんだ。

同じようなことを書いてある二つの文章でも、
好き嫌いがあるのはなぜか今までは分かってなかったんだけど。
自分の文章にしてもそう。
以前はひたすらに自分の中のものを伝えたいとか、こんな表現もできるんだぜというエゴ丸出しのものがいくつもあって。
ずいぶんと幼稚だなぁって笑える。

言葉のプロは、自分が生み出した「言葉」が相手にどのように受け止められて、その受け止められた意味そのものを愛しているような感覚なんだろう。深い、ふかいぞぉぉ


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