じゃあ結局あなたは何がしたいの?
日曜日の朝。
オリナスのスタバの窓際に座って外を眺めている。
雨が強く降っていて、傘をさした人たちが従業員口に向かって歩いてくる。
これから商業施設で1日働く人たち。お疲れさま。
警備員はカッパを着て交通整理。この天気で1日雨に打たれるのね、ご愁傷様です。
でも雨の日のサッカーの試合、個人的には嫌いじゃなかったなぁ。こんな天気でも俺はボールを追っかけている!って浸ってたのかもしれない(笑)
朝のスタバは勉強熱心な人たちが多くて、なんだか居心地が良い。
みんなやることやってんだなって思って、ちょっと焦る気持ちが生まれると「あぁ、自分は社会の中にいる」って感じがする。しっかりと変態だ。
「じゃああなたは何がしたいの?」
が、最近ずっと繰り返されている。脳内で。
聞いてくるのは誰なんだろう。たぶん自分だ。
でも自分の声ではないんだよな、何なんだろう。
強く降る雨を見ながら、一日中文章を書いている時間だってある。
なんなら今すぐ飛び出して、思いっきり雨に打たれたって良い。
自分の人生の中で、いまが一番自由に時間を使うことができている。
でも脳内で繰り返される誰かの声。あぁ、しつこい。
価値観が合う仕事ができて、好きな人たちと過ごせて、幸せな時間を過ごしていたここ数年。
こういうのがずっと続くといいなって思ってる。
思ってるからこそ、繰り返される「じゃああなたは何がしたいの?」にそろそろ向き合わないといけないのかもって最近やっと気づいた。
この声に気づくってことは、完全には気持ちが今ここに向いていないということ。
そして、この声に耳を背け続けていると次第に聞こえなくなってしまうような気もしている。そりゃまずい、ゾッとした。
朝、従業員口からオリナスに入っていった人たちは働き始めている。警備員は変わらず雨に打たれていて、スタバではまだ熱心に勉強している人たちがちらほら。みんな、えらい。ほんとうに。
書き終える頃には雨が止んでいるといいなと思っていた。
ちょっと前向きな締めになるし、なによりも傘を忘れた自分にとって濡れずに帰れるっていう大きなメリットもあるって思ってたのだけれど、結果は小雨程度。傘を差している人が9割くらいで、差していない人もいるかなくらい。
まぁ、動かないと気持ちだって晴れないよってことで、小雨程度が今の気持ちを表すのにはぴったりかもって思ったり。あ、やんできたかも、ラッキー。じゃあまずは腹ごしらえからにしよう。
おわり。
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