おひさまみたいな風船みたいな漫談家
↑今すごく夢中なピン芸人
鍵垢所持に甘んじて表垢で何にも言ってないのと同じツイッターしかしてなかったので、最近のぜんぶをまるっと書き残しておこうと思います。
が、12,000字と誰も読めない文章となってしまいました。
(追記:公開後もサイレント修正を重ねています!すみません!情報には自信がないし間違ってたら教えていただけたら嬉しい)
Cherry Bomb
マセキの事務所ライブのパンキッシュガーデンのアンスリウムレッドジュニアとアンスリウムレッド(説明不足な書き出しだけど私にも何一つ説明ができない)に通う人生が始まりそうな、すぐ終わりそうな、今瀬戸際にいる。
アンスリウムレッドでがっつり出囃子文化に触れている心地がする。
時々よしもとの昼寄席にふらりと入ってゆにばーすの出囃子がアラレちゃんでかわいい~!と思うことなどはあったけど、こないだおべんとばこさんがトップバッターでオープニングのMC終わって暗転と同時にチェリーボムかかった時めーちゃくちゃワクワクして、こういう良さね!みたいな気づきがありました。
で、おねがいしまーす!ってキュートな爆弾魔おべんとばこさんが出てくるわけなのでよく似合っているし、暗転明転センターマイクに映えるノリノリの良い出囃子だ。
Yes!アキトのキラーチューンも聞いたことあるけど意外と数えるほどもなくて(なぜならぶちぬき魂は汎用出囃子なので)、どちらかというと単独ライブが良すぎた帰り道にキラーチューン聞きながら電車乗るとかの味わい方をしている。
あとプレシャスサマー!も好き♪ めらめら発火してきらきら飛び跳ねてるYes!アキトによく似合うので。しかしイントロで\D・E・M・P・Aでんぱ組.inc!/とコールするので"でんぱ組の出囃子"すぎるんだよな。
こないだおべんとばこさんとひかるぶんどきさんのツーマン見に行った時ユニットコンビ「ねえ、こっち見てよ」の出囃子がこれで
"イラスティガールの出囃子"すぎて面白かった。
映画『インクレディブルファミリー』のエンドロールで流れる曲。
イラスティガール(Mr.インクレディブルの超人奥さん)のテーマソングで、劇中登場人物が一瞬口ずさむその説得力のためだけに丸々作られてしまったトラックらしい。
キャッチフレーズ的なスコアだしイントロのサイズ感もよくて、その上もちろんかっこいい曲なので出囃子として最高で、でもHere comes イラスティガール!って言ってんのに男性ピン芸人が二人出てくるのなんでだよでそのチグハグ具合も楽しかった。
インクレディブルファミリーはまじでめちゃくちゃ面白いんだけど、面白いの筋が通り過ぎた結果制作の意図以上に思想が強い作品に仕上がってる印象があって、なんとなくおすすめって言いづらいんですがやはり面白いのでおすすめです。
私はアベンジャーズを適当放題に見ているのですが(①エンドゲーム ②マイティ・ソー ③マイティ・ソー バトルロイヤル ④ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・・・)、これは大好きだ!と思ったのがガーディアンズオブギャラクシーだったので、Cherry Bombはこれの最高シーンにも使われててうれしいです。『ザ・ボーイズ』というスーパーヒーローの話のドラマシリーズでも使われてるらしく、こっちにも興味津々。
ビターチョコデコレーション
ある日おべんとばこさんの漫談に一目惚れしてそのまま今日まで突っ走ってきたけど、彼はネタ以外に平場の評価も高い。MCができるし自主ラジオもYouTubeも面白いので、あ~器用なタイプかと理解しました。
漫談がすごいという認識はずっと変わらないんだけど、先月これを見たとき、
客席が知っている平場のおべんとばこさんの愉快さがそのまんまコントになっていてめちゃくちゃ受け入れられて爆ウケに繋がっていて、ピン芸人が【にん】をコントに生かすって結構すごい技術なのでは?と何にもわからないなりに感心してしまった。
コントが評価されがちなのはまだみんなの株式会社"脳"の中に漫談という形式を見るための部署が確立されてないからだと思うにゃん、ギャグと一緒だぴょん、と飼ってるキリンが言っていました。Yes!アキトや怪奇は各地の脳に新部署を設立させていったのが大大大功績だと思ってるんでパンダ。
そういえば怪奇のYouTubeは毎日更新で毎日面白くて本当にすごい。3人が3人瞬発力も大喜利力もある世にも珍しいトリオ。と、思ってたらこれを書いている時に更新された動画が実に冗長な6分間でウケました。
大会近いもんね。
おべんとばこさんはめちゃくちゃ面白いのはもちろん、どうも場の空気を明るくするという特殊能力を持っているらしい。
それでこの人は、かといって角が立たないようにとか虐めぬように殺さぬようにとかをいとも簡単そうにやってのける人だな、とぼんやりと思った。
ビターチョコデコレーションは俺ライブラリに存在する数少ないボカロ曲。時々ボカロを知りたいぜと思っては旅に出るのだがどうも毎回ドハマりまでは見つけられなくて、ビターチョコデコレーションも一度聴いてすげ~~と思ったきりだったのだけど、
神田沙也加がカバーしているのに出会って大好きになった。
歌がうますぎる!月並みな感想になりますが、ピッチ当てるので精一杯になりそうな曲を冷静に表情豊かに歌っていてとてもすごい。
冷たくて平らで半透明でその奥にちりちり炎が見えるような、そんでとてもかわいい歌声。
一番好きなのは1番サビ前の「どんな時も笑って愛嬌ふりまくように」で、ここ、今あなたが無理して笑ったのはあなたと私だけの秘密、という気分にさせられる甘苦の毒がある。
松本人志と同じ。松ちゃんのセンスと通じ合ってるのは俺だけオタクが日本には5兆人いる。
おべんとばこさんは時に嫌味になってるしずっとふざけてるので、ビターチョコデコレーションではないです。トロピカルスプラッシュって感じ。
シュガーソングとビターステップ
甘苦。
Spotify開いてビターって入れるとビターチョコデコレーションとシュガーソングがトップヒットして、ビターチョコデコレーション聴きたいときはシュガーソング聴きたいときじゃないだろとそのたびに思っていたけど、よく考えたらそんなにかけ離れてはいないのかも。どちらも俺を置いていかないでくれる歌という感じがする。
拗らせまくってアニメを見ない声優オタクをやっていた時、キャラソンを聴き漁る必要に駆られたことがあり(キャラソンを聴き漁る必要など人生においてない)、アニメは全然知らないけどめちゃくちゃ名曲!に出会った。
で、これたぶん天才が作ってるからこの人の他の曲も聴きたいよと思って調べたらシュガーソングの人だった、というのが私が田淵さんの名前を覚えることになった契機でした。
またある時はアニメ『超余裕!』の1話を見たときにオープニング曲(確か1話はエンディングで流れる演出だった)が良すぎて調べたら辿り着いたのがまた田淵さんだった。
まじでかわいい
DIALOGUE+(ダイアローグ)の曲は天才が作っていて且つ本当に本当に声がかわいいのでとにかく耳に気持ちいい。
はじめてのかくめい!にピンときた私は当然人生イージー?もうれしい。
人生イージー?、めちゃくちゃ「頑張って!」って言ってくるし、何なら「頑張ってないのは君の甘えだ」まで言ってくるので今っぽくなさすぎて初めて聞いたときびっくりした覚えがある。今もシャッフルで流れてきて急に君の甘えだって言われるとびっくりする。
シュガーソングも超力buddy!!もダイアローグも、旋と律が気持ちよくて中毒性があるけど同時にそこにかっちりハマった不思議な日本語もちゃんと頭に入ってくるのがすごいぜと思う。
人生イージー?は歌詞にRPGとかYes!って印象的に入ってて余計に胸が弾む。
で言うとプレシャスサマー!の歌詞も気持ちいい日本語の詰め合わせでそれがビビッドなピコピコ音にマッチしててブチアゲなのですが歌いだしがおべんとばこなのも相当かわいいです。後述しますがおべんとばこっていい音なのよね。これは玉屋先生の玉屋節全開の曲。
タイムリーな話題
お前って眼鏡が好きなの?
以下、2021年4月の私の日記(ふせったー)より引用
2021年4月!?
や団の「雨」が本当に大好きなので、決勝の決勝でバチバチに仕上がった「雨」を見られて、しかも飯塚さんが「今日一番面白かった」って言っててなんかもうすごい感動しちゃって大変でした。
最初にオタクの自意識を持った時の推しは東京03で、私の脳のコント鑑賞課は飯塚悟志とオークラで育ったわけなので当然といえば当然かもしれないけど、でも大好きなや団「雨」でそれが繋がったのがすごくうれしくなってしまった。円です。
ツイッターたちがや団の話してるのうれしすぎるよ。私も取り急ぎGERA#1を聴きました。とても安心感のある三つ巴の会話で面白かったです!イグサのにおいがする。
東京03では特に豊本氏をよく見ていた(豊本寄りの箱推し)。
東京初日や東京千秋楽を見に行きながら、いつか地方公演を見に行くのだ!と思っていた。
私にとって草月ホールと言えば東京03の東京初日の場所なので、怪奇が単独ライブをやっていてすごかったな、全然舞台負けしてなくて、薔薇背負いならぬ黄色い花を背負ってるのが見えました。
閑話休題、先日念願叶って名古屋公演に行くことができて、豊本が輝いていてうれしかった。地方公演には「お見送り」があり(前は握手会だったけど時勢で目の前を手を振りながら通り過ぎるというイベントに変わった)、こんなに豊本さんが生きるネタを書いてくれてすごすぎます!ありがとうございます!と思いながら飯塚さんに手を振っていたらあんまり豊本さんのことを見ていませんでした。うっかりエピソード。
最近になって、ヒプノシスマイクで一瞬入間銃兎に目が行ったのって私の中に“眼鏡”というキーワードがあったからなの!?という仮説が浮かび上がり大層驚いた。ほらさ今一生懸命見てるピン芸人やピン芸人も眼鏡なので……。
普段眼鏡じゃない人の眼鏡姿に萌えるのも眼鏡を取ったら美少女のパターンにもあんまりピンとこないのですが、もしかしたら鋭い目つきを眼鏡で緩和してにっこり笑ってやわらかいオーラを出せる人が好きというのはあるのかもしれない、人が、というか、芸人が。桜庭薫という人の眼鏡を取ったイラストに「普段眼鏡の人の眼鏡なしを見たときの違和感」がちゃんと表現されているのがすごい、みたいなツイートをどこかで見たことがある気がするんですが、桜庭薫で合ってますか?違うかも。知ってる方がいたら教えてください。桜庭薫のオタクは裸眼の桜庭薫の目つきが悪かったらうれしいですか?→桜庭薫はそもそも目つきがクールなキャラらしい!?
あとシュガーソングとビターステップの「南南西」と「北北東」の解釈についても知ってるオタクがいたら教えてほしいです。「北北東は後方にその距離が誇らしい」の音が良すぎますが、音が良すぎる先行の歌詞なのでしょうか。
あんまり意識してないのだけど自分は"声"のことが結構好きなのでは?と思うことがある。
眼鏡が好きなの?の人たちも声質が同系統かもとふと思い当たったんですが……、ぺかぺかで重たくて気道短めの金管楽器みたいな響き、うーん、わかります…?
ちなみにボカロ曲を聴く皆さんって、ボーカロイドちゃんの"声"を聴いてるんですか?
僕はもう既に、死んどったんですよ!!
ストレンジャーシングスが面白いとは聞いていたのですが、面白すぎて「面白すぎるでしょ(笑)」とずっと大笑いしながら見てしまい、かと思ったらシーズンの最終話でウソみたいに大泣きしてしまったりして、めちゃくちゃすごかったです。"全部"でした。
これってアルコ&ピースのオールナイトニッポンじゃん!と思ったのに検索しても誰も言ってなくて怖かったです。ビタースイートサンバ、これは苦甘。
俺たちの大好きな映画の要素ぜーんぶ乗っけて少年少女の夢を詰め込んだ80年代とSFと愛の物語、アルピーANNなんだけどなあ。連ドラやアニメを見るのが苦手なんだけど、ストシンはあんなに長くて多いのに全部見れました。面白すぎて。
ストレンジャーシングスが良すぎたので急にGotGが"80年代"をやってることに気づいたりもした。
私はMr. Blue Sky を東京03がパロディしてた元ネタの曲として知りました。音楽を知らなすぎて東京03の元ネタとして知った曲が100曲くらいある。
ストシン然り、登場人物の、という意味でも、作り手の、という意味でも、信念を感じるSFが好き。
で、私はシャマラン監督の映画を見なければいけない!と急にひらめいたので、『オールド』『サイン』『ハプニング』『アンブレイカブル』『スプリット』『ミスターガラス』を一気に見たりしたのが2~3か月前。シャマラン監督はご存知『シックスセンス』の人。半年くらい前に見た『ヴィジット』が面白くて、おもしれ~!と思っていた。
オールドはこれです。怖い映画のトレーラーだけ視聴フリークの方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか。
全部すごい変なSFなんだけど、妙な説得力があるのがめちゃくちゃ刺激的。この現象はこういう筋が通ってんのよ、わかるよな?と監督に語り掛けられて、私がわかる!!と答えたところで満を持して「この設定だからできるボケ」みたいなのをやられる。スプリットはその色が強く、じわじわと自然の摂理を侵食してきて揺さぶられる作品。ハプニングとオールドの「ボケ」で「ボケだ!!」と思ったのも超印象的だった(※ボケではない)。シャマラン監督の十八番どんでん返し芸ですが、アンブレイカブルが最高でした。これは本当は、「最後がいい!」とかの前情報を何も入れずに見るのが気持ちいいんだと思うけど、「最後がいい!」という引きがないと勧めることも難しい。最後がいいのでぜひ見てほしいです。スーパーヒーロー観の映画でもある。インクレディブルファミリーと併せておすすめです。その点でもザ・ボーイズも見ておきたいのよね。スーパーヒーローをいじった作品ってまさに現実と虚構の狭間で面白い。
あとやっぱりヴィジットのことが大好き。ジャンルで言うとホラーになるようですがマジにお笑いと紙一重を行く面白い脚本なのでお笑いのオタクに勧めたいです。ネタバレ踏んでから見ても全然面白い。
シャマラン先生の映画、緊張と緩和、伏線回収大バラシ、芝居による説得力などはコントだし、3割本当7割嘘で嘘を嘘じゃないかのように語る漫談のようでもある。
こないだピンデュラムバックブリーカーといういまだにライブ名の意味が分かってないライブに行ったのですが、ピン芸人みんな面白いし中でも漫談家勢がとんでもなく良かったです。漫談って一番生で見に行く意味があるかもしれない。台本の善し悪し演技力の可否、以上に、生のコミュニケーション能力が試されている気がする。目の前で私に向かって話してくれる本当のような嘘の話、嘘のような本当の話、本当の本当の話、どれもものすごい迫力があります。
この3人の中MCすごいかわいかった。
SFだと最近見たバズライトイヤーも面白かったです。トイストーリーの関連作品として、というよりただただ宇宙の映画として面白くて、かわいいの要素をソックス(人工知能ねこ。日本語吹替がかまいたち山内)に全振りしていてソックスがかわいすぎてよかったです。山内さんのオタクがうらやましすぎます。私はこれをずっと言っているのですがチョコレートプラネットのオタクが本当にうらやましいです!でもチョコプラにオタクはいないらしいです!もったいないって!
テーブル・イズ・ウェイティング
9月はスプーキー“Boo!”パレード(ディズニーランドの怖すぎるパレード。なんであんな怖すぎるものにGOが出たのかがわからない)をひたすら耳穴で正回転逆回転させていて、どうなっちゃうんだ~!と思っていたけど、無事に抜け出して今の流行はこれです。
ディズニーオンクラシック2017の客前生演奏音源(最高!全部の年の分これを出してほしいのに全部は出してくれてない)。
オンクラは毎年演奏のメインとなる映画が決まっていて、その中のテンアゲ曲をやって客席立たせて手拍子させてわーっとなって休憩に入るという構成をとっている。テンアゲ曲というのはリトルマーメイドならアンダーザシー、ヘラクレスならゼロトゥヒーロー、アラジンならフレンドライクミー、当然当然、なのだが、ラプンツェルは王国でダンスだった。このチョイスがカッコよすぎて惚れ惚れしてしまいました。ボーカリストもオーケストラもお客さんもみんなで踊るんですよ、だってダンスナンバーだから!フルオケによるケルトミュージックが醸す城下町の雰囲気、重厚なのにこの疾走感ってまるで風になびく長い長い金髪みたい!
オンクラには美女と野獣の回もあり、この枠は当然ビーアワゲストです。
おべんとばこさんがテーブルイズウェイティングが好きだって言うからさ、どんなんだっけと思って聴いてみたらそこから二週間くらい毎日聴くことになっちゃって困りました。私とテーブルの思い出といえば、タートルトークを待っているときに星条旗よ永遠なれに乗せたどんがらがっしゃんが聞こえてきて、いったい何が起こっているんだ…と思った記憶があるのみだったのに。うわさに聞いていた通り日本のパートに中毒性があった。日本のお祭りだ~!
今まさに豪華客船から降りてきたミッキーが世界中から持ち帰ったご馳走を我々に振舞ってくれるというショー。ビーアワゲストでおなじみの歌う燭台ルミエールがおもてなしをしてくれる。
どんがら星条旗はアメリカのハンバーガーを作ってくれようとしてる音だった。
で、この世界一周フルコースのメインディッシュとなるのが日本料理であり、おべんとばこなんですね。ずいずいずっころばしの替え歌で
なんて歌いだされたらどんなに興味なくてもつい振り返っちゃいそう。今ジャパニーズ・オベント・ボックスって言った?
「ずいずいずっころばし」と「あぶくたった」をベースにバチバチにアレンジされたお祭りミュージックで歌い踊り神輿を担ぐのだが、この曲の出来がいい。すごい変な曲なのにカッコよくて、徐々にボルテージが上がっていくように出来てる。出来ている、というか力業みたいな側面もあり、祭囃子なのをいいことに1バースごとに転調していって最終的に5回上がる。で一番最後は頭でベース音を減らす落ちサビみたいな魅せ方してくるとこ、憎いよねえ。一音に体重乗った打楽器群の音、てけてけ動くお琴の音、こんなに気持ちいいんだ。
全体の演出としていかに「お祭り感」を見せられるかというところの勝負を感じる。それこそしつこい転調とかわっしょいの連呼だけで2バース持たすのとか、それと後半で神輿が登場するところ!我々の魂は神輿でぶち上がってしまうので。後半で登場するところがいいねと思いました。
あぶくたったの元ネタを調べて大きく首をひねるまでがテーブルイズウェイティング。
マジでどういう意味?
テーブルではこの「あーぶくたった」に「おべんとばっこ」が入るのだけど、これが癖になるリズムなんですよね。
あー│ぶく│たっ│た
おべ│んと│ばっ│こ
原曲は全部表の拍にアクセントが乗ってるけど、おべんとばっこは2拍目の頭に「ん」が来て休符なんでよりグルーブ感が生まれている気がする。3拍目が「ば」で一番強い音なので、これは3拍目でスネアを打つオーソドックスなドラムにニュアンスが近そう。ツタタカタッタ、ツタタカタッタ。
ショー終盤の総まとめみたいなパートでほかの国はみんな歌詞があるのに日本がわっしょいしか言わなくて、まーごめみたいでかわいいです。
”台無し”の演出にもかなり痺れた。台無しに凝ってるなと思った。舞台セット、パイ投げ、サクラ、あらゆる手を使って台無しをやってくれる。
台無しは面白いし、どうしたって心が動く。
あとどう考えたってルミエールは悪くないところもめちゃくちゃ面白いので聴きどころです。
"台無し"になってしまったおもてなし、ルミエールが「私のせいで台無しだあ~~」と大へこみしてしまい、そこにミッキーが「そんなことないよ。確かにめちゃくちゃにはなったけど……」と慰めに来る。のだが、まずルミエールのせいじゃないよって言ってあげなよ!ていうかそもそも台無しになったのはミッキーのせいみたいなとこあるでしょ、ミッキーがはしゃいだらみんな「いいんだ!」と思ってはしゃいじゃうに決まってるんだから。「僕も、こんなに楽しいのは初めてだよ!」じゃないのよ、僕が楽しいんだからハッピーエンドだと思ってる?その通りだけど!
でも私はミッキーマウスにはこういう部分があってほしいというか、こんなにみんなに好かれて世界規模の人気者の男にはそれ相応の小賢しさや断捨離の能力があるはず、と思っている。だからショーパレでミッキーがなんか変なこと言ってるのに誰も「なんか変なこと言ってんぞ」と言わないと、うれしい。それでこそスター、僕らの中心人物。
私の好きなショー音源のひとつに「チップとデールのクールサービスデラックス」があるのですが、チップとデールがメインのイベントなのにわざわざ遅れてやってきてもったいつけて登場してしかもでっけえ船をひけらかしてくるミッキーがいて、LOVE(サブスクにはショートエディションしかないっぽいからそこ入ってないかも!)。
全く関係はないですが、これは遅れてやってくるYes!アキト。
Yes!アキトに赤=センターの気質を見ているのは私だけではないはず。リーダーではないけど、赤なんだよな。
おべんとばこさんは赤ではない、黄色とか緑とか。そうそう谷千明みたいなね!とリトル私(オタクの自我が芽生える前の時代エディション)が話しかけてくるんだけど本体の私は谷千明のことほとんど知らないからわかんないです。シンケンジャー有識者がいたら教えてください。谷千明というのはシンケングリーンのこと。
これは本当に全然関係ないんですけど、転調と言えばで一個聞いてください。この漫才、大サビでキーが上がるんです。ミュージックすぎる。
ゴールデン・アフタヌーン
そういえば移動時間や髪を乾かす時間にちまちまと聴き進めていたらストローハウス(おべんとばこさんとカントリーズえざおさんのラジオ)の収録分を概ね聴き終えた気がする。10分で聴きやすいし10分でちゃんと面白いのでかなりおすすめです。これはいいコンテンツ。王者・依藤さんもこう言ってる。
ラジオトーク、きっとまだアプリとしては整備され切ってない部分があるけど、12分ルールは録るほうも聴くほうも気楽でいいですよね。
やす横(Yes!アキトのマブ)のラジオトークもおじさんの話ひとつもわかんないけど尺と温度がちょうどよくてなんか聞いちゃう時ある。ドライブしながら収録してる回は特に心地いい。後部座席で親戚のおじさんの話をBGMにぼーっと車窓を眺めている気分になる。ノスタルジー。
ストローハウスにもドライブ回があり、やはり楽しいです。私もえざおさんにコストコ連れてってもらいたい!中川くんばっかりずるい!
これは目的なくドライブに行く回。対向車を先に行かせたりえざおさんの大事件な近況が語られたりする。
ストローハウスは同じ内容をPodcastでも配信してくれてて、一気に聴くならこっちがおすすめかもしれないです。
これはおべんとばこさんオープニング絶好調の回。
おべんとばこさんのディズニーの話するYouTubeも配信アーカイブ以外は全部見たかもしれない。私ったら初速がすごいんだから。
こんなにかわいくて面白いので流石にもっと伸びていいよねえ。
ほんと全部面白いんですがこれがおすすめです。
人は好きなものの話をしている時に輝くから。
最後にポエムを詠みます。
この動画の中で、2009年に終演したアトラクション、「ミッキーマウスレビュー」を懐かしむおべんとばこさんが、ゴールデン・アフタヌーンを口ずさむシーンがある。
ゴールデン・アフタヌーン(All in the Golden Afternoon)とは映画『不思議の国のアリス』の歌で、合唱部みたいなお花さんたちがNコンのためでも文化祭のためでもない、仲間内の楽しいひと時としてお歌を歌ってくれるといった趣の一曲。アリスのナンセンスな世界観に優雅で眠たい午後の雰囲気が溶け込む名曲です。
おべんとばこさんの歌ってるこれが私の知ってる歌詞と違ってて、どういうことなんだと思って諸々の手段で調べたところ、ミッキーマウスレビュー版は映画版と違う訳詞で歌っていた。ついでにキーも映画版と違っていて(映画歌い出し:As dur/レビュー版歌い出し:D dur)、おべんとばこさんはアカペラでしっかり後者の音を当てていたので、偶然かもしれないけど、本当に"覚えてる"んだ!とこんなところでもうっかり感動してしまいました。
原語歌詞は出だしから
で、ちょっともうどう訳そうが日本語では敵わなそう!
ですが私が話題にしたいのはその次で、
直訳するなら、そして太陽は風船のようです。
なので、レビュー版の「おひさまみたいな風船」はちょっと変な訳なんですよね。逆、逆~!
映画版のここは「おひさまふんわり浮かぶ」で、「風船のようだ」とはつまりふんわり浮かんでいる様子のことだと解釈して訳に落とし込んでいる。
まあるい襟のテラコッタ色のスリーピースで楽しそうに大嘘を喋る漫談家、風船みたいなおひさまというよりは、おひさまみたいな風船なのかもな、と明るい空想が窒素で膨らんでしまった。
どこにも光源が見当たらないのにぴかぴか発光してるゴム風船が上昇気流に乗ってふわふわ昇って、シーリングライトにぶつかってとまって、また舞台の上をふわふわ漂う。それが絶対的な公転軸であるはずがなくて、でも時に真実みたいな顔をする。
レモンを絞ったらパチンと割れてしまうような、存在するのかしないのかもわからないような言葉たちを、我々は客席で一生懸命聴いている。
その妙な信頼関係の末に時々偶然、世界に"かくめい"が起きたりする。
風船ではちみつがとれることだって、ある。
嘘嘘!綺麗に言い過ぎました!そんないいもんじゃないです!ネタ番組でも賞レースでも漫談家なんてわっしょいだし!本当にわっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!
おわり
▶アンスリウムレッドジュニアとアンスリウムレッド
ここだけの話、おべんとばこさんの取り置き返信は、かわいい、と言われている
▶こんなにも激アツなのにYes!アキトの全国ツアーファイナル東京公演とどっかぶりしていて危うくインフィニティ・ガントレット・指パッチンを決めそうになった来月の漫談家ライブ
おーん
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