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10秒名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」③

”テクニカル理論は、テクニカル情報を作ったり売ったりする人々と証券会社だけを肥えさせてきた”

”証券会社がテクニカル・アナリストを雇うのは、彼らの分析が投資家により頻繁な売買を行わせ、その結果、証券会社により多くの手数料が落ちることを期待するからだ”

テクニカル分析を使って相場変動のタイミングを当てようとするのは危険です。株式には長期的な上昇トレンドがあるので、タイミングに備えて現金を抱えていることの機会損失は大きくなります。
1960年代半ばから90年代半ばまでの30年間に起こった大きな上げ相場の95%は、この期間の約7500取引日のうちのたった90取引日に起こったものでした。全取引日の1%強にすぎない90日を外したとすると、株式投資の高い長期平均リターンの大部分は実現せずに終わってしまいます。

単純なバイ・アンド・ホールド戦略こそ、賢明な選択肢なのです。


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