仮猫トライアル(12日め)

トライアル終了まであと2日。
仮猫はケージと、その近くに置いたさちのお下がりベッド、そしてわたしから逃げるクロゼットの奥以外に行かない(いちど本当に慌てて逃げて台所のラック下やコンロ上に飛び乗ったりもしたけど)。
ケージも、爪とぎとその横でうとうとしてるくらいで2階部分には行かない。

抱っこしようとするわたしへのフー！やシャー！はここ数日急に始まり、強くなっている。
ケージやお下がりベッドの居心地は良さそう。日がよくあたるからだろう。

つまり、窓辺はいいけどお前は苦手、という感じなんだと思う。

まあ仕方ない、これまでは緊張の中で抱っこされてたんだろうと思うことにして、帰宅後もお下がりベッドからこっちを見てる仮猫に話しかけるだけにした。

眠そうで、時々ゆっくり瞬きする。そのゆっくりつむった目がすごくかわいい。現時点の仮猫のいちばん好きな表情はこれだな。

さちも似たような顔をしてたはずだけど、仮猫ほど(わっ、なんてかわいい顔するの！)とはならなかった。
さちの場合は逆に目をまん丸にしてわたしを見てﾔｰ!と鳴く顔が特に好きで、それを見ると笑ったし「ほんっとかわいいねアンタは！」と言った。

仮猫のすごく好きな表情を発見したおかげで、さちのすごく好きな表情も再確認できた12日め。またあした。