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『メスとたましいのブログ』第27ターン;捨てるのではなく、歩いていたら脱げていた、というのが理想》

 こんにちは。獣心力の『メスとたましいのブログ』です。

 世間では「意識高い系」と若干イジられた表現もされますが、私はNewsPicksを愛読しています。勉強したい!とか特に高尚な動機もなく、ただ記事が面白いからなのですが。
 
 少し前にちょっと話題になった東京の品川駅での広告炎上問題も、「そうか、、、そういう受け止め方もあるのか。。。」と意外な気もしましたが、それだけ尖った記事が多かったということかもしれません。個人的にはそういう尖った記事面白くて好きです。

 特に最近ではZホールディングスの川邊健太郎さんのインタビュー記事が面白いなぁと思って読んでいますが、その中でも「これは!」と感じたのが、以下のような内容のことをおっしゃっていた箇所です。少し引用します。

(NewsPicksより)
 狩猟生活におけるリーダーの要素は、煎じ詰めると3つしかありません。

「確実に獲物を確保できる」
「適切な役割の割り振りができる」
「獲物を平等に分けられる」

 それくらいです。

 複雑化した社会で、大企業の経営をしていると、本質を見失いがちになります。
 しかし、猟を始めたことで、事業を伸ばし、適切に役割を与えて評価するということさえできていれば、どんなことが起きようとも一旦は大丈夫なのだ、と理解できました。
 本質はいつだってシンプルなのです。
(以上)

 川邊さんが千葉で生活されるようになって気づいたことを語っておられるのですが、この部分は特にわかりやすくて説得があるなぁと感じました。

 世の中にはリーダー論と称されるものが数多ありすぎて、自分がリーダーであるかどうかは別としても、何が正解なのかは本当に訳がわかりません。
 私は「訳わからん!」となった場合には、「そもそも、これってどういうことなんや?」という言葉を頭の中で回しながら、原理原則、プリミティブな視点に立ち返ろうと努力するのですが、これがなかなか難しいもの。人間は自らが身につけた知識や知恵をそう簡単には捨てられないんですよね。

 もしかしたらこの「捨てる」という発想自体が無理があって、そういう態度が間違っているのかもしれませんね。見方によっては川邊さんは、都心での生活を「捨てて」千葉に移住することで本質を見出すことができた、とも言えるでしょう。
 ただ捨てると同時に狩猟というプリミティブな人間の営みにトライすることで、それまでの知識や知恵が役に立たない環境に身を置くことになり、結果的に「原理原則とは何か」という問いを立てざるを得なくなったとは言えないでしょうか。

 捨てるというネガティブな発想ではなく、未知な領域に踏み出すというポジティブな発想。それが結果的に本質を見ること、シンプルに考えることに案外繋がっているのかもしれません。

 なかなか行動を起こせないと悩んでいる人は、行動を起こした先のことをあれこれ複雑に考えてしまっているとも言えそうです。そこまで色々考えていても行動した結果生まれるものは至ってシンプルなんだとするならば、考えたところでおそらくその結果を予想することは不可能なのでしょう。それであるならば、つべこべ言わずにやった方が良い。川邊さんの文章を読んでいてそんなことを考えていました。

 ついつい考えすぎて動けなくなってしまう私自身を自戒しつつ書いてみました。

 さぁ今日も一歩を踏み出しましょう!

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