「社会通念で作られる鏡」と「タスクシュートで作られる鏡」 7つの習慣で考える
コヴィ博士は『7つの習慣』において、
自分自身に誠実であること、自己を確立することがスタート地点であると言っています。
ここが無ければ、すべてが脆く崩れてしまいます。
自己の確立と対比するように批判的に言っているのが、
社会通念の鏡となってしまうことです。
「一時的な社会通念」と「普遍的な価値観」
ここで社会通念というのは、
その時々の社会でだけ通用する正しさ、なんとなく良いものとされていること、いっときの表面的なマナーのようなものです。
「そのような社会通念を反射して映し出された姿が、あなたの行動として現れていませんか?」
「それは、社会通念の鏡のようですよ。」
と、コヴィ博士は言っています。
社会通念よりも大事なのは、自分らしくあること。
その土台には、人類に普遍的な価値観を置くこと。
普遍的な価値観を土台にした、自分らしさ。
それをコヴィ博士は、何よりも大事にしています。
いっときの社会通念を鏡のように反映した人間になっては、幸せになれないのです。
自分の行動を映し出す鏡
一方、人間は自分の振る舞いを自覚することに、難しさがあります。
自己を確立するには、自分とはどのような人間なのか向き合う必要があるのに、自分を自覚するのは難しいのです。
自分のことを見るには、やはり、鏡が必要です。
自分は、いったいどういう人間なのか。
自分は、どのように生きてきたのか。
自分は、今日をどのように過ごしたのか。
自覚するために、鏡を覗きたくなります。
自分の行動が映し出された鏡が欲しくなります。
自分の行動が映し出された鏡。
それを手に入れるために最適なツールがあります。
「タスクシュート」とは、世界でも最高峰と言って差し支えないタスク管理メソッドであり、行動サポートの方法論です。
なぜ、「自分の行動が映し出された鏡」となりうるのかというと、
タスクシュートの特徴の一つとして、
「今日はこれをやろう」というプランが、
そのまま「今日やったこと」の実行記録になる。
という面があるからです。
時系列に並んでおり、何分かかったのかさえ残っています。
事実がそのまま残っているので、極めて歪みの少ない鏡だと言えます。
鏡に映った自分は、自分らしく生きているのか、世間ウケのために生きているのか
人間である以上、どうしても社会通念の鏡として、ふるまってしまう部分はあります。
大事なのは、自分自身を振り返って、
「自分がやりたいこと」と「社会通念」の違いを明確にすること。
「自分がやってきたこと」が、社会通念を反映しているのか、自分らしさを反映しているのかを、鏡を見て確認すること。
そして、社会通念に惑わされずに、自分らしい生き方を実行していくことです。
自分らしい生き方を追究するために、
タスクシュートという「鏡」を使いながら、
試行錯誤していくというのは、極めて有効なのだと思います。
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