エッセイと哲学

今年もGWが始まりました。直近2年は緊急事態宣言やまん防の発令で「我慢の連休」を強いられていましたが、今年はもう少し気楽に外出できそうです。とはいっても僕のGWは教習所とバイトでほぼ潰れています。ゆっくり出かける時間がなさそうなので、何ヶ月も読み切らないまま放置していた『経済の本質』と、20歳になってからもう一度読みたいなと思ったまま手をつけていないエッセイ『20代で得た知見』の2冊を読もうと思います。

エッセイを読み始めたのは実はつい1年くらい前です。それまでは人生の中にエッセイの"エ"の字もありませんでした。今回は僕がエッセイを読むようになった理由について書きます。

皆さんは自己啓発的本を読みますか?僕はそういった類の本があまり好きではないのでほとんど読んだことがありません。人にはそれぞれ自分なりの哲学を持っていてそれに従って生きていると思います。僕は自己啓発本の内容が著者自身の哲学を正しいとして、他人に押し付けているように思えて読む気になれないのです。自分の哲学の優劣をつけるのは勝手ですが、他人に押し付けるような行為が傲慢に思えます。

そうかといって他人の哲学に全く触れず、自分の考えだけに固執して行動するのもいかがなものかなと思うようになりました。そこで1年ほど前から他人の哲学を知る手がかりとして、エッセイを読むようになりました。エッセイも著者の哲学が示されているという点においては自己啓発本と同じです。しかしエッセイでは著者の哲学を示して終わりなのです。それをどう受け取るかは読者自身です。そんなエッセイがもつ自由度の高さに惹かれて、たまにはエッセイを読むようにしています。

ひとつ断っておきたいのは、自己啓発本を僕が嫌っているだけであって、読んでいる人を非難しているわけではないということです。誰もが自分の哲学を持っていますから。だからこの僕の哲学をどう受け取るかも、みなさんの哲学によって変わってくるわけです。皆さんはどんな哲学をお持ちですか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?