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2020/10/21

中学の部活仲間と火鉢を囲む夢を見ました。何故か僕らは大規模なスポーツ大会に出場することになっていて、その為に部のみんなで合宿……そんなあらすじだったと思います。

僕らのグループはそろそろ帰るところで、火鉢に水をぶっかけました。ですがその折、お向かいの部屋で合宿をしているもう一つのグループから「火鉢が欲しい」と言われます。

といってももう水を入れてしまったしなぁ、と言いつつ、水をぶっかけた張本人は片手に火鉢を持って、もう一方の手をフィルターの様に添えて排水を試みていました。

そんな夢です。これ、なんなんですかね。

それはそうと、一昨日の帰りの電車でお嬢さんに会いました。聡明な方なら既にお気付きかもしれませんが、お嬢さんです。

あのお嬢さんです。

今日も帰りの電車ではうたた寝をしておりましたが、やはり地元が近付くと自ずと目が覚めるのが人間の不思議なところ。最寄り駅の2つほど手前でパッと意識が覚醒し、顔を上げたそこに彼女がいらっしゃいました。

いえ、厳密には僕の目がまず捉えたのは彼女ではなく、その横に掛けてあったあの傘でした。その日は雨で、僕は傘を持っていかなかったので酷い目に遭いましたが、彼女はちゃんとあの傘を持っていました。3ヶ月ほど経ちますが、大切に使っていらっしゃる様子。

ガバッと勢い良く顔を上げた僕と、降りようとしていた彼女の目が合いまして、軽い会釈の後に電車を降りていきました。

「お嬢さん事件」以来、人を助ける……と言うと大袈裟ですが、道案内をしたり忘れ物を届けたりする事が前より増えました。なんとなく僕の意識がそういう事へと向いたのもそうですが、咄嗟の時に丁寧な対応をする為には普段から慣れておいた方が良いと思うからでもあります。きっと、常日頃から人のお役に立っていれば、あの時のように狼狽える事も無かったと思うのです。

お嬢さん事件の時は自分でも良いことをしたなと思いましたが、それにしたってお嬢さんと口走った自分自身に驚いた僕は非常にダサかったなぁと感じさせられたものです。もっとスマートになりたいと願う日々ですが、少なくともあの日よりは人助けにも慣れてきた気がしています。それでも、お嬢さんより適していた言葉は未だ見つかりませんがね。

以上。2020年10月21日、25時2分。

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