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ばってん少女隊秋ツアー「温故知新」③メンバー・ツアー全体の雑感


秋ツアーに関してのnote、まさかの3つ目に突入しました。嘘だろ。もう4日経ってるんだぞ…


横浜公演・博多公演はこちら。




ここでは、前回の博多公演のnoteで書けなかった、メンバーごとのあいさつの内容に触れつつ個人的なツアーの感想を書いていこうと思います。


(いつも通り敬称略です)



希山愛


温故知新の意味を知らなかったという愛ちゃん。いつかの「教えて愛ちゃん」を思い出したな。

「今までのばってん少女隊があったからこそ4人が成長できた」

「2人(りるみゆ)から初心を思い出せた」

「いろんなことが重なりあって、今のばってん少女隊が最高って言ってもらえてると思う」

「色々な景色を見ていきましょう」

「もっともっと大きくなっていくのでついてきて下さい」


大きくなっていくのが見えたって言ってましたね。

どこまでも愛ちゃんらしく、色々な人に感謝を伝えながら最後は前向きな、自信に溢れた言葉。さすがでした。



ストロングポイントであることは重々承知なんですが、やっぱりめちゃくちゃダンス上手いですよね。ダンスの専門的な知識なんてない人間の素人目にも愛ちゃんのダンスは別格に映ります。愛ちゃんのダンス見に行く目的でライブ行く人もいるのでは?

それでいて表情はずっとニコニコしていて、かと思えば真剣なシーンではしっかり真剣な顔…めちゃくちゃいい…ギャップが…新曲の愛ちゃんめちゃくちゃカッコいいのでおすすめです。声が合ってる。


そして「愛ちゃんらしさ」はもちろん健在。最年長である愛ちゃんがあんなのんびりした感じのキャラっていうのは、今も昔も、ばってん少女隊というグループの雰囲気を形成するのに大きく寄与してくれていると思います。

あと方言可愛かったなあ…その土地土地の方言で煽ったりしてくれるのいいですね、関西弁も聞きたかったぜ…


夢の話面白かったですね。メンバー全員が本番になって突然やる気がなくなって、上田さんがステージ上で何か食べたりしてたらしい。どういう精神状況なんだそれは。フロイトで解析…って思ったけど、あの人たいがい「性的メタファー」で終わるからダメだわ。




上田理子


「初めて来た人もいるんじゃないかって言えることが嬉しい」

「ツアー中は1週間が短い、あっという間で平日はいらない」

「久々のツアーで不安だった(4か所2公演だったこと、このご時世でどれだけ来てくれるか)」

「ツアーで新しいことを色々やったけど、大成功だったと思う」

「手応えがあった」


なんかめっちゃ可愛くなかったですか???いやいつも可愛いんだけど、今回は特に。髪型とかのせいだけでもない気がする…

いやまあコンディションが悪い上田さん見たことあるのかって言われたら難しいですけど…爆発力があるというか…分かってくれ…!


表情の使い方は相変わらず天下一品でした。儚い感じも、艶やかな感じも、元気な感じも、ちょっと抜けた感じも、カッコいい感じも、全て表情だけで表せるのは稀有では?全く悪い意味ではなく、上田さんは表情のオンオフがすごいんですよね。笑顔からそうでない表情に変わる瞬間と、そのコントラストが美しい。


そして(今はもう違うとはいえ)溢れ出す「リーダー」感。ほんとに何万回も言ってますけど、上田さんの「赤」適性の高さって無二なんですよ。たとえ抜けてるところがあったり周りからイジられたりしていても、ライブや要所要所で魅せるその姿は紛れもなく「リーダー」であり、「グループを引っ張っていく人間」そのもの。

だからこそ、そんな人から前述のように「大成功」「手応えがあった」という言葉が発されたのは本当に大きな意味があったと思います。




春乃きいな


「ツアーが無かったら、今後することがなかった曲があったかもしれない」

「レッスンしていくうちに、振りが合わない・4人よりりるみゆの方が似合うと思うことがあった」

「自分たちは少しでも大人になれたのかなと思った、2人が入ってきてくれたことはそういう意味でもよかった」

「この6年が無かったら今の自分たちはなかった」

「ツアーを通して、先は明るいんじゃないかと思えた」



あと、ライブ終了後に上げられたブログにはこんな言葉がありました。

この先には道があって明るくて楽しいことが待っていそうだ〜


ここまで力強く、そして前向きな言葉がメンバー本人から聞けるってすごいことだと思います。自分たちのやっていることに自信があって、心から今の状況をポジティブに捉えていないとこんな言葉は出てこないと思います。本当に良かった…


個人的に、復帰以降のきいなちゃんの爆発力は目を見張るものがあるなあと思っています。アイドル活動と並行して勉強を重ね、そして大学に入学できたことがものすごく大きな自信になっているんでしょうか。そうであってほしい。

立ち位置的にみゆちゃんの隣にいることが多かったんですが、本当に優しいお姉さんって感じでしたねえ…きいなちゃん×みゆちゃんの組み合わせで何度脳をやられたか…

そういえばSHOWROOMも始まりますね。インスタライブはちょくちょくやってましたが、配信時のきいなちゃんはまあ色々とすごいので楽しみです。26時間配信の時はとんでもなかった。いずれ死人が出るぞあれは…




瀬田さくら


「楽しいことは体力を消費する」

「頭も体も使うから毎日充実していた、疲れた」

「今までもツアーをやってきたけど、改めて自分たちがエネルギーをいっぱい使っていたことを実感した」

「6周年の頃は振りを覚えるのも大変だったけど成功させようという気持ちがすごくあった」

「がんばって(6周年ライブを)やり終えた時に、これからが楽しみだと思えた、今回のツアーでもっと成長できるんじゃないかと思えた、楽しみだった」

「りるあちゃんのダンスはフレッシュ、笑顔がはじける感じ」

「みゆちゃんは『女優』、ダンスの振りもしなやかで美しい」

「これからも良い所を盗み合って、どんどん上に上がっていきたい」

「これからも楽しいことがたくさんあるので、私たちと一緒に楽しんでくれると嬉しいです!」


まず喋りがうまい。MC担当は上田さんなんですが、裏回しというか喋っているメンバーへの反応、展開がとにかく上手い。最後のあいさつもものすごく聞きやすかったですね。りるみゆへメッセージとかも言ってたし。

ちなみにSHOWROOMでも瀬田さんのその力は遺憾なく発揮されています。「うん、うん」っていう相槌が絶妙。

ライブ中のレスの多さ、煽りの上手さ。6周年の時も書きましたが、「計算された可愛さ」がすごい。何もかも計算ずくで、オタクは常に瀬田さんの掌の上で踊らされてるんだろうなといつも思っています(めちゃくちゃ褒めてます)。

SRで散々宣伝してたのもそうですけど、一番「ばっしょーで売れたい」って気持ちが溢れていて、しかもそれを常日頃から出している感じがします。その結果としてSRの番組に呼ばれたりしてるわけですし。

どんな形であろうと瀬田さんの努力が報われることを願っていますし、それを見届けるのがオタクの役目だろうなと思います。これからも突っ走っていってほしい。




蒼井りるあ


「ツアーをやるって聞いて嬉しい気持ちもあったけど、(曲を全部覚えられるのか、ちゃんとパフォーマンスができるか等の)不安もあった」

「レッスンのときにもみんなが優しくて、ここに立ててるのはそんなみんなの支えがあってこそ」

「みんなからパワーをもらえた」

「最初は緊張していたけど、どんどん楽しくなっていった」

「(ツアー期間が)あっという間に思えた、その分毎日が充実してたんだなと思えた」

「(他のメンバーの)魔法のようなキラキラ感にはまだまだだと思うけど、ペンライトを見ていたら自分も少しは魔法が使えているのかもしれないと思えた」

「明るい未来に向かって走っていけるように頑張ります!」



りるあちゃんは本当にかわいい。


で終わってしまう訳にはいかないので、ちゃんと書きます。


6周年ライブに続き、今回のあいさつでも「魔法」というワードが出てきました。「人を笑顔にする」という意味では、りるあちゃんは加入時から絶対に魔法が使えています。そしてその魔法の効力は、6周年の時よりも確実に強まっている。最初がホイミだったとしても、絶対にベホイミには進化している。


上では省きましたが、「魔法が使えているのかもしれない」の所では「かもしれない」を4回くらい連呼していました。まだ自分に自信が無いのかもしれませんが、加入して半年でここまでできるようになったという事実だけでも誇って然るべきです。普通の中3生がいきなりアイドルになって、何十曲の振りを覚えたり、サイン会をやったりするのがどれだけ大変なことか、想像に及びません。


いつかりるあちゃんが、「自分は魔法が使える」と自信を持って言えるようになりますように。それがどんな魔法であっても。



水筒に続き「はふん😮‍💨💨」というミームを生み出したりるあちゃん。
メンバーが使っているから許されるのであって、オタクが日常でこれ使うと普通に気持ち悪いのでやめましょうね。あなたも私も。

とか言ってもスタンプとか出たら使いまくるでしょうけどね。オタクなんてそんなもんだ。


そういえば会場にりるあちゃんの水筒持ってる人がいて普通にビビりました。いや全然悪い事でもなんでもないんだけどさ。万一家宅捜索とかされてる時にそれが出てきたら何かしらの嫌疑をかけられそうですね。



杞憂民かよって感じですが、りるあちゃんは今の自分のキャラクター像に押しつぶされるようなことだけはあって欲しくないと思います。キャラクターって言ったら語弊あるけど。

あの水筒が嫌になったら、もっと大人っぽいものであっても気兼ねなく変えるべきだし、「『はふん😮‍💨💨』って何なんだろう…意味わかんないな…」って思ったら使う必要なんてないわけだし。


オタク全員がどうかは知りませんが、少なくとも僕は今のりるあちゃんの「キャラ」が好きだから推している、という訳ではなく、「蒼井りるあという人物」に惹かれているから推しています。もちろんりるあちゃんに限った話じゃないけど。

「自分のイメージが○○だから、○○しないと!」という状況にだけはならないで欲しいな、という願いです。思春期(特に小~中学校)の間にアイドルをやって、こういうことに苦しんでいる人もいっぱいいたと思うので…


まあ全部俺が心配することではないが。杞憂のまま終わりますように…



そういえばめっちゃ水飲んでませんでした???2部はそうでもなかったかもしれないけど、1部まじで半端じゃないくらい飲んでた記憶。かわいい。

あと最後のあいさつの時、終盤(瀬田さんのあたり)はなかなか疲れてるような表情でしたね。時々スイッチが切れてる感じになってた。かわいい。

逆に言うとそれだけ動き回ってたってことですからね、本当にお疲れ様です。まじでかわいかったです。これからもばっしょーのライブにはピンク点けていきます。新体制になってから半年でやっと決まった…


というかりるあちゃんだけ圧倒的に長いな。別に推し贔屓とかではありません。ええ。




柳美舞


「配信で観てくださっている皆さん」をめちゃくちゃ噛む。かわいいな。パンナコッタ!じゃないのよ。笑


「ずっとワクワクしていたけど、終わるのが寂しいから来てほしくない気持ちもあった」

「今までの公演で一番楽しかった、一番汗をかいた、一番疲れた」

「幸せ、充実した感じで今を生きてる」

「初めてのツアーで楽しみ、緊張、不安もあった」

「でも楽しみがすごく大きかった(ここで口にマイクをぶつける(かわいい(超かわいい(本当にかわいい))))」

「いろんな人のおかげで活動できていることが分かった」

「自分が幸せ者だと思った」

「これからも明るい未来を目指して頑張っていくので、一緒についてきてください!」




とにかくが通って聞き取りやすい。もちろんりるあちゃんが特別悪かったわけではないけど(会場では音にかき消されてちょいちょい聞こえないことはありました)、歌唱の安定感では圧倒的でしたね。

あと表情の上手さが年齢に比例してない。瀬田さんも言ってたけど女優的。元々そういう活動をやっていたのもあるとはいえ、ステージの使い方はじめ見ている人を意識したパフォーマンスがめちゃくちゃ上手いなと思いました。


りるあちゃんに消されがちですが、みゆちゃんもだいぶ、だいぶって感じなので見てて面白いです。笑


りるみゆの無邪気さ、若さやばいんですよね…4人も、オタクも全員「妹や娘を見る顔」で2人のやり取りを見ていると思います。オタマトーンのくだりがいい例でした。


僕はアイドルの「自分のパートじゃないところも口パクで歌ってる」のが大好物なんですが、みゆちゃんずっとやってましたね。しかもニコニコしながら。ほんとかわいい…

カホリコ感覚でりるみゆりるみゆ言うてますが、案外みゆちゃんの方が1つ下なんですよね。まだ中2、、、

りるあちゃんももちろんですが、半年の成長度合いが半端ないなと思います。どんどん美しくなっていく…


そういえば前髪はいつ下ろすんだろう…いやおでこ出しでも最強に可愛いんですけどね、たまに見る前髪オフがえぐいので…あれか、いざという時の必殺技みたいにするつもりなのか…?




感想


短くしよう短くしようとは思ってたんですが、ここまでで5000字超えてしまったので手短に。


今回のツアーは、事前の宣伝からも本当にメンバー、運営側の意気込みがものすごく伝わってきていました。SRはもちろん、普段あんまりやらないインスタライブまでやっていたくらいですし。

ツアー自体の完成度は本当に高くて、あれだけ見に来てほしいと言っていたのも分かるな、という感じでした。最高峰のエンタメを目にしたような満足感があった。


「温故知新」という言葉の通り、ツアーではわざわざ「ますとばい」「BGM」という過去のアルバムを1から披露するという、いわばリバイバル的な公演(第1部)があり、それを踏まえて「今」の「ばってん少女隊」を見せるための公演(第2部)がある、という構成になっていました。


きいなちゃんが言った通り、こういう機会がないと披露することもなかったような曲もあり、6年続けてきた4人ではなく、フレッシュな2人の方が似合ってると思うような曲もあり。


今回のツアーの告知で、「最近のばっしょーをあんまり見ていない人にも見てほしい」というような言葉を幾度となく聞きました。

僕は星野さんがいなくなってからもライブに行き続けていましたが、当然そうしなくなったありっさ推し、そらら推し、もちろん他の推しの方もいる訳で。

そんな人たちに向けても、「今のばってん少女隊はこうだ!!」と見せつけるような公演になっていました。第1部で過去の曲をやって、昔と今の違いを見せた後に、第2部で「今」のばってん少女隊ができる全力のライブをやる。

それが必ずしも良い事であるとは思いません。第1部を見て、「やっぱりあの頃の方がよかったなあ」と思い、そのままばっしょーから去ってしまう人もいるかもしれません。それでも、それでもいいからとにかく「今のばってん少女隊」を見てみてくれ、そんな力強い想いが伝わってくる公演でした。


本当にこんな意図があったかは分かりませんが、少なくとも僕には「私たちは止まらない、これからもどんどん進んでいくからついてきて」という前向きなメッセージを強く感じました。

もちろん過去を蔑ろにするわけではなく。公演何度も「過去が無ければ今のばっしょーはない」という旨の発言がされていました。

決して旧体制を否定したり、活動をなかったことにするわけじゃない。でも過去にすがっていく訳にもいかない。そんな状況下にあったからこそ、行われたツアーは「温故知新」という名前で、このような公演内容だったのかなと思います。



僕は「亡霊オタク」として、旧体制と新体制をどうしても比較してしまう病に罹っていました。もちろんどっちも好きでしたが、やはり「旧体制より新体制を好きにならなければいけない」と思っていました。

でも、今回のツアーはそうならなくてもいいと言ってくれているような、そんな気がしました。

旧体制と新体制は全く別物で、比較すること自体がナンセンス。「どっちも大好きでいい」そう思わせてくれるようなツアーだったと思います。



本当に短くしようって思ってたのかって言われそうなくらい長くなってしまいましたね。自分でも何書いてたかか分からん乱文になってると思います。すみません。


3つ合わせて20,000字くらい書いてしまいましたが、とにかく僕は8人が大好きです。心の底からばってん少女隊というアイドルが好きです。

こんなに最高のグループを作り上げてそのメンバーでいてくれたこと、ここまで続けて、守ってきてくれていること、そこに新しく加わってくれたこと、全てに感謝しかありません。



これからもこのグループが、8人が大好き。そう知ることができただけでも、僕の中では本当に大きな収穫であり、心の底から行ってよかったと思える、そんなツアーになりました。




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