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#007 お酒を飲まないという選択肢

少し前にTwitterでこの件について書かれている方がいらっしゃって激しく同意したので私も長年思っていた事をアウトプットしたいと思います。

20歳を超えて解禁されるものの一つでもある 「お酒」
美味しいごはんを食べながら大切な人や家族や仲間、同僚と飲むお酒はとっても美味しい!最高だ!!と多くの大人は言うでしょう。
一昔前には飲みニケーションなんて言葉があったくらい、社会人になればお酒の付き合いが増えて実際お酒を一緒に飲んで仲が深まることもあります。
コミュニケーションのツールの一つなのかもしれません。

私も社会人経験がそれなりにあるので飲み会にはよく行くのですが、私は飲み会に行ってもお酒を一切飲みません。
理由は『体質的に合わないから』です。
飲むと一口二口くらいで顔と耳が真っ赤になり、心臓がドキドキ、体の血行がよくなるのか足の裏がかゆくなることもあり、とてもじゃないけどふわふわ心地よいという感覚になりません。
予防注射のアルコール消毒で皮膚が赤くなったり、お酒の入ったチョコレートを1粒食べて顔を赤らめるレベルです。

それでも飲み会に行くのはお酒を飲みたいからではなく、単純にみんなとおしゃべりしたいから参加しているのですが、この「お酒を飲まない」が中々受け入れられない実情があるなと常々思っていました。

そんなんいいつつホントは飲めるんでしょ

これホントによく言われます。
私は酒豪っぽい見た目(どんな見た目?)をしているらしく、初めて参加する飲み会で飲み物を頼むときにソフトドリンクを頼むと一瞬「え、、、」みたいな空気になります。
この空気1億回くらい経験してるので慣れたものなのですが、たまにここで食い下がってくる人がいるんです。
「そんな事言って〜、一杯くらいイケるでしょ?」
「・・・」
いや実は体質的に〜とここらは飲み会のオープニングトークにして「私はお酒を飲まない人」というのを理解してもらうのが通例です。

くれぐれも誤解のないようにですが、私はお酒を飲まないけど飲み会は好きなので誘われたら喜んで行くし、シラフでもだいたいの酔っぱらいのテンションに余裕でついて行けるタイプです。時にはその酔っ払いの醜態を動画に収めて仲間内で共有したり脅しのネタにしたり(オイw)して酔わなくても十分楽しんでいるのですが、ごくごく稀に飲まない事を受け入れてくれない人もいるのでそういう方とは飲みには行きません。

お酒飲んで腹割って話そうや

この手のセリフ言う人いますよね。
お酒を飲んで本音を言い合ってこそ初めてお互いわかり合えるんだと。

男性が女性を口説くときにお酒を飲ませて酔わせて〜ゴニョゴニョとか色っぽいシーンだとなんだか聞こえがよく、双方が「お酒」を言い訳にして次のステップへ行こうとしている段階だと思うといいツールだなと思えるのですが、これが職場や仲間との飲み会だとどうでしょう。
自分が酔っている時に相手がシラフだと本音が話せないと言い出して無理やりにでも飲ませようとしてくる人がいようものならもはやハラスメント

悪酔いして暴言を吐いて次の日に「昨日はすみませんでした」って謝ってる風景もお酒の席の無礼講として許されてるのも不思議なので「お酒」って大人にとってだいぶ都合のいいものになっています。

あくまでも個人的な意見ですが、そもそもお酒の力を借りないと話せない本音ってなに?酔わないとコミュニケーション取れないくらいならその関係いらなくない?とは思ってはいます。
そしてだいたいその関係は自分の人生にとって「不要な関係」だったりします。

飲む飲まないはその人の自由にしておいてほしい(切実)

過去に初めてお話した方に、二言目に「普段お酒飲まれますか?」と聞かれて、
「ほとんど飲みませんが酔っ払いにはシラフでついていけます」
とお返事した所に「お酒飲めない方でも僕全然大丈夫です」と意味不明のレスをもらってシャッターを下ろした経験があるのですが、喫煙者が非喫煙者にタバコを勧める事がないように、そろそろお酒もそういう風な捉え方されるようになってもいいんじゃないかと思っています。

飲みたい人が飲めばいいし、飲みたくない人は飲まなくていい。
そして飲まない人に対して「なんで飲まないの?」とかそういう
“飲むことが当たり前”のテンションで話を進めるのがなくなるといいなと。

ちなみにソフトドリンクで酔っぱらいについていって飲み会楽しめる人って実は最強なんじゃないかと思ってます。

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