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2023年10月の日記

 ようやく秋らしくなってきた10月の中旬、昨晩は将棋の王座戦で藤井聡太さんが、永瀬さんを下してタイトル8冠達成を成し遂げた。永瀬王座の終盤での苦悩が伝わってきて、見ていて居たたまれない気持ちになった。

 今朝は、快晴の雲一つない秋空で、遠くに白い霞が陽に照らされて露わになって光っている。少し風があるが心地よい程度。
今朝は時間があったので娘の幼稚園へ二人で行くことになった。
一緒にゴミ出しをして僕が缶を捨てようとすると
「わたしがやるから、パパは手を出さないで」
とやる気モードだったので、缶やビンのごみ捨てを任せた。
娘は鼻息荒くビニール袋から缶ビールを掴むと、赤いケージに投げ入れていた。近くに居た管理のおじさんも
「ありがとうねー」
と声をかけてくれた。
最初は手を繋いで幼稚園のお友達の事などを話して上機嫌だったが、登園後半、急にテンションが落ち、ムスッとしてしゃべらなくなったのだ。
「リカちゃんのおもちゃパパが預かっているからね」
と気を逸らすような話をしてもムスッとして応じない。子供を送り終えたお母さん達がすれ違いざま
「Fちゃんおはよう」
と声をかけてくれるが娘はムスッとしたまま。
 幼稚園に着き、園の入口でお決まりのハイタッチをして送り出す。娘は園庭を横切り先生のところまで走って行くと、先生の前でとうとう泣き出した。こちらは半分笑いながらその様子を遠目に眺めていた。
先生が一生懸命なだめてくれている、一分くらい泣くと靴を脱いで上履きに履き替え始めたのでまあ大丈夫かなと職場へ足を向けた。
僕は秋空を眺め秋風に吹かれながら考えた、何が彼女を追い詰めていたのだろう?
 職場のラボまで8分くらいで着いて、事の顛末を妻にラインをする。ラインを書いているところでふと思い出した、マメの事を。
今日の娘のお弁当は、大好きなそぼろと卵のお弁当なのだが、そぼろと煎り卵の境界線に枝豆が三粒埋まっていたのだ。娘はそれが気に入らずに妻に抗議をしていたのだ。
「マメは食べられない」
彼女の主張は受け入れられず登園と相成ったわけだが、やっぱり原因はあれだよなあ‥。

追記
娘が泣いていた原因は、布袋を忘れたからでした。マメは食べたそうです!

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