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写真の活かし方(組写真基礎編)

部屋に玄関に、又は応接室や仕事部屋など、インテリアの一部として飾る1枚で構成する写真(単写真)に対して、個展や写真集、ポートフォリオなど複数枚で魅せる写真(組写真)の2通りの写真の見せ方がある。

今回は、複数枚の写真の見せ方についてです。複数枚をやみくもに並べるのと、しっかりした構成があって並べるのとでは、おのずから見栄えも違ってきます。1枚ずつがいい写真であっても、並べ方がよくないと全体的にはパッとしません。逆に1枚ずつの写真は大したことなくても、並べ方がいいとすごく見栄えがします。並べ方によって伝わる意味が全然違ってきたりもします。

例えば、よくグループ展などに置いてあるポートフォリオ、1枚づつ個々に見てもらいたい場合でも、写真を並べる時点で勝手に前後関係が関与してしまいます。ならば、それをあえて積極的に利用してみれば、見てる側も小説を読むが如く写真に食い入ってしまうのではないでしょうか?単写真であれば、1枚で物語を完結してしまうが組み写真なら複数枚で物語を構成できます。

物語には、クライマックスに向けての背景や関連性があり静から動、又は動から静とこれは物語のストーリーの見せ方であるとともに、その場面場面の繋ぎとなる役割があること意識してください。

小説に例えるなら序章、音楽だったらイントロ、そして時空軸にそったクライマックスに向かっての背景のストーリー、音楽ならメロディー、そしてクライマックス、音楽ならサビにあたるところでしょうか?勿論、クライマックスが頭にして、背景ストーリーを過去の記憶として成り立たせている小説もありますよね、その並び順でストーリーの意味も見方も変わってきますね。写真も同じです。

クライマックスの写真を最大限引き出すための、脇役的な写真もあるとゆうことも覚えておくと写真の楽しさも広がるのではないでしょうか?

次回は、効果的なレイアウトを考えてみましょう。

では、素敵な写真ライフを

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