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自分が勝てるルールのゲームってどんな?

佐藤可士和 聞き手 齋藤孝
『佐藤可士和の新しいルールづくり』
1400円+税
全204ページ


◾️好きな一節(9選)

1.好きに自信を持つこと。
例えばこのコップを「あ、これ好きだな」と思ったということは、
少なくともこれを作ったデザイナーとはコミュニケーションが
できているってこと。


2.今、生き残っているのは、けっこう中庸をおさえているわけだから。
そう考えると、新しいルールもそこをひどく外れて極端にいってしまうと
受け入れられない。


3.トーン&マナーがわかっていないクリエイターって
言っていることは正しいのに、いわゆる空気が読めていない人みたいなもの。


4.長生きしたいはコンセプトじゃない。
どういう人生を歩もうかがコンセプト。
それをどうやって実現するかというところに
その人のスタイルが現れてくる。


5.雑なものを剥いでいく。
剥いでいくことがコンセプトを磨く作業そのものだったりします。


6.ディテールがパッと考えられる人は勘がいい人でしょうね。
ですからそれを紐解いていけばその背後には必ずコンセプトがあるはずですよ。


7.「シズルカットを見つけてみよう」というのは
ルールをつくるトレーニングとしていい課題。
そのものが最高に輝いて見える瞬間を瞬間をつかむということ。


8.常に既存の枠組みや既成概念の枠を超えて、新しい価値を提示したいと思っているからです。新しくないと人は反応しないし、具体的でないと、
人は新しいかどうかわかりませんから。


9.何でスリーポイントシュートができたのかというと、
背の高い選手が増えて、ただガンガン入れるだけのゲームになって、
つまらなくなっちゃった。
背が小さい人でも遠くから面白さや美しさが味わせるようになる、
スリーポイントは新しいプレーが生まれて、新しい美が獲得できた。
そういうルールを世の中で見つけよう。



◾️雑感、ひとりごと

自分のシズルカットをおさえた上で、
自分が勝てるルールって何だろ。

自分のシズルカット。
自分をパッケージに入れて店頭で並べるなら、、、
人にプレゼンしてるシーン
何人か座ったお客さんがいて、その人たちに向けて
何かを提案しているシーン
自分も笑顔で、お客さんも笑顔になっていて
その場の一体感があるような、会話が活発になっているようなシーン。

新商品アイデアをプレゼンテーションして、聴き手をワクワクさせている時が自分のシズルカットかなぁ。
そのシズルカットの裏には、プレゼンの構成だったり
そもそも新しいワクワクするアイデアを考えることだったりが背景にはあって。

それができるからあのシズルカットが生まれている。
そして自分が勝てるルールとは?
なぜ今自分は勝ててないんだろ?

売れることだけが目的にならないルールとか。
みた人をワクワクさせるとか、記憶に残すとか、
良い印象を与えるとか。販売数じゃないルール。
そっちが勝敗ルールのゲームなら勝てるのかな。



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