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【薬剤師国家試験】統一模試の心構え

こんにちは。
今年も統一模試の時期になり、統一模試について受験生から質問をいただくようになりました。
そのため、今回は「統一模試の心構え」について書いていきたいと思います。
ただ、この記事を読むうえで注意事項があります。
この記事で「目標点について」も書いていきますが、この点数を取れないと合格できないというわけではありません。誤解して欲しくないという思いもあってこれまでこの記事を避けてきましたが、模試を有意義なものにしていただきたいという思いが強くなったので今回紹介させていただきたいと思います。

1.統一模試を受ける意義とは?

① 自分の理解度を確認できる。
② 全国の受験生と自分の立ち位置を確認できる。
③ 国試本番を想定した練習ができる。

どれもそりゃそうだろうと思うかもしれませんが、数字で目に見える形で現実を突きつけられるため、受験後は精神的に落ち込んで冷静さを失ってしまうかもしれません。

ただ、受験後落ち込んでやる気を失ったり、焦ってがむしゃらに勉強すればいいわけではありません。結果を受け入れて、今までの自分の勉強の仕方を冷静に分析し、今後どうしなければならないか反省して次に生かしていくことがとても重要になります。

模試を有効に使っていきましょう。

2.統一模試の目標点は?

① 統一Ⅰ 180点
② 統一Ⅱ 200点
③ 統一Ⅲ 220点

統一模試の目標点は、このあたりになってくると思います。
平均点は、大学によって受験時期が異なるため、受験時期が遅ければ遅いほどどんどん上がります。
ただ、取れた点数が目標点より上でも下でも大した意味はありません。
上記にも書きましたが、模試はこれまでの自分を振り返るためにあります。
本番では、どうなるかわからないので、点数に囚われず冷静に結果を分析して、次回はもっと点数が取れるようにどうすればいいか考えるようにしましょう。

3.模試受験前にやって欲しいこと

さて、ここからは模試を受験する前にやって欲しいことを書いていきます。
もう統一Ⅰ終わっちゃったじゃん。と気落ちする必要はありません。
正直なところ、統一Ⅰは青本が全然終わっていなかったり、勉強を始めたばかりの学生も多く、点数が取れていないです。嘘だと思ったら、カルテの「総合得点分布」を確認してみて下さい。まだまだ180点以下の人がたくさんいると思います。
しかし、統一Ⅱになると話が変わります。大体の受験生が過去問や青本・青問をやりこんで受験してくるので、分布が右側に動いてくると思います。
つまり、統一Ⅰが終わった後からが重要になってくるということです。
この記事に巡り合えたあなたはラッキーです(笑)

前説が長くなりましたが、模試受験前にやって欲しいことは以下の4つです。

① 1日やることリストを作る
② 毎日勉強記録をつける
③ 試験1か月前から勉強計画を立てる
④ その計画通りに勉強を進める

①②
国試本番まで残り5か月。長いようであっという間です。
ここからは1日1日大切にする必要があります。
そのため、1日何をやるかを明確にして、メリハリをつけて効率的に勉強していくことがとても大切です。

例えば、「1日10時間勉強する」と決めたら、1日のスケジュールを立てて、その時間内に終わらせるようにする。10時間のうち30分~1時間は帳尻を合わせるために空白にしておくなど、調整できるようにしておいてください。
10時間勉強を終えたら、実際どうだったかメモを残すようにしてください。これを積み重ねていくとだんだん自分のできる量がわかってきて、無理な計画を立てなくなると思います。

※目標の10時間勉強したら好きなことをしていい。と決めておくとストレスが溜まらずに勉強を継続できると思います。
1日の中に自分へのご褒美も忘れずに。

③④
試験1か月前から勉強計画を立てて、計画通りに勉強する練習をしてください。
というのも、国試本番1か月前になると、ある程度勉強をしてきたし、卒試も合格したし、何をしたらいいかわからなくなることがあります。さらに、緊張して精神的に落ち着かなく、不安になって何にも手につかない・・・なんてことがあります。
そうならないためにも、1か月間の計画を立ててその日やることを決めておくと落ち着いて勉強することができます。
ただし、計画が上手くいかない可能性があるため、前もって計画を立てて勉強をする練習をしておいた方がいいです。
さらに、この計画通りに勉強することで全範囲効率的に勉強できて、模試でも結果が残せたとなると、本番前の自信にもつながります。

私は統一ⅡとⅢで計画的に勉強してそれぞれで結果を残せたので、本番も同じように勉強すればきっと大丈夫と自信をもつことができました。

4.模試当日に確認して欲しいこと

① 時間配分
② 休み時間の使い方
③ 昼食・間食に用意するもの
④ 国試会場に持っていくものを考えて持っていく
⑤ 模試前日・1日目の夜どう過ごすか考えて、本番同様に過ごす

国試本番でこうしておけばよかったと後悔しないように、模試で本番同様の行動をとって練習しておきましょう。

模試の日に、生理と重なったり、公共交通機関が麻痺していたらラッキーです。最悪の状態をより想定することができるので、本番では少し落ち着いて行動できるはずです。マイナスには考えず、最悪の事態どう行動すればいいか考えて準備しておきましょう。
※私は、国試1週間前に大地震が起こったせいで新幹線が不通になり会場に行けなくなりそうになって泣いて、国試1日目に生理になった女です(笑)←

5.模試受験後にやって欲しいこと

① 模試の復習
② 全国の受験生と自分の立ち位置の確認
③ これまでの勉強の振り返りと改善するための計画を立てる

① 模試の復習は、時間をかけずに2~3日で終わらせてください。
1週間以上かけるのはもったいないです。
解けなかった問題は、理解不足暗記不足か確認するだけでいいと思います。理解できていなかったらその範囲の青本を読み込んで、青問で繰り返し演習し、暗記不足なら何回も繰り返し見て覚えるしかないです。
それらの範囲は、青本に付箋を貼って目立たせて何回も確認できるようにしておきましょう。

② 一度は全国の立ち位置を確認して現実を受け止めて下さい。あとは、合格するために頑張るんだと決意を固めて勉強するようにしてください。

③ これまでの勉強を振り返ってどうだったか反省してください。できたところとできなかったところは、どうしてその結果になったのかを分析してください。その時に模試受験前に残していた勉強記録が役に立つと思います。それを確認して、次はどうするか改善計画を立てて、次回に向けて勉強を始めて下さい。そうすれば自ずと成績は上がっていきます。

6.最後に

模試は受験前と当日と後をどう過ごすかで成績の伸びは大きく変わります。
また、時期によって点数も大きく変わっていくものなので、最初の模試の結果で落ち込まず、そういう時こそ冷静に分析して今後どうしていけばいいのか考えて、勉強するようにしてください。そうすれば絶対合格できます。
これからも心から応援しています。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

※以下はこれまでのまとめ記事です。もしよろしければこちらもご覧ください。


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