チラナイサクラに奏す
今年こそはアドベントカレンダーやりきるぞ!
2日目@なろうアドベンター
https://adventar.org/calendars/5540
以前、推しラーメン店の閉店に際して、告知から閉店までの3ヶ月間、店に通いつつ過去の思い出をnoteに書き綴ったことがあるのですが、今回は去る11月30日を以って閉店された御徒町のラーメン店、チラナイサクラについて思い出を書き綴りたいと思います。
チラナイサクラという店について
チラナイサクラはJR御徒町駅から少し秋葉原方面に戻ったところにある、ラーメン横丁の一角に店を構えていました。
店の内外装はサクラを連想する落ち着いたピンクで統一されており、店長をはじめ女性の従業員が多く、みなさん浴衣を着ていて勤務されており、全体的に華やかな雰囲気のお店でした。
なお、TOP画像は自分で撮ったものがなかったので@sakumintという人のtwitterから無断転載しました。
当初、お店があまりに華やかで、私のような男性客が入ってよいものかと入店を躊躇っていた時期もあったのですが、一度入ってみると店内はゆったりとして居心地がよく、すぐにお気に入りの店になりました。
店長は長野県のご出身のようで、メニューにも長野色が強く出ており、閉店後は充電期間を経て、長野県内のどこかで再出発されるとのこと。
ラーメン店なので、もちろんラーメンがメニューの中心にはあるのですが、こちらはサイドメニューのクオリティが高く、何を頼んでも手を抜いたものが出てこない信頼感があり、失礼なことながらラーメンを頼みもせずご飯ものやサイドメニューを楽しむことも度々でした。
外部記憶で振り返る
ここからは、デジタルな外部記憶を頼りに店の思い出を振り返ります。
お店のオープンは2014年12月11日のようです。2019年12月には開店五周年記念で特別メニューを提供していました。
食前の白ワイン、牡蠣のポタージュラーメン、りんごのデザート。
それに五周年記念のストラップがついていました。
我々がこの店に初めて入店したのは2018年1月11日。
他人のツイートから特定。入店躊躇期間思ったより長かったですね……。
この時期は御徒町周辺で積極的に店を開拓していた時期でした。
小泉さんのせい、と言っているのは、この頃アニメが放映されていたラーメン大好き小泉さんのことです。
ちなみに、我々の初訪店から1週間ほど後に鳴見なる先生もこちらに訪店されたようで、店内にサイン入り単行本が飾られていました。
今考えるとエスパーツイートでしたね、これ。
ここからはレギュラーメニューを振り返ります。
基本メニューの中華そば。
スープは鶏、豚、魚介等の出汁をあわせたすっきりした醤油味。チャーシューは鶏だったり豚だったり低温真空調理だったり。
皿チャーシューで注文するとこだわりのチャーシューを個別に楽しむこともできます。(下の写真の右上)
鶏と貝のつけ麺。
鶏ベースの出汁にかなり濃厚な貝の旨味が出ています。
ワンタン麺。
餃子もそうですが、点心の類もスキがなくて美味でした。
長野名物王様中華そば。
長野名物ということで、醤油スープに葱、チャーシュー、それにたっぷりの胡椒を加えてかなりスパイシーな仕上がり。
炒飯。
この店の炒飯は非常にクオリティが高く、周辺の店では一番の出来だったと思います。火力や手際など問われる条件が多くて、ちゃんと美味しい炒飯って意外と難しい。
餃子。
もっちり分厚い皮にジューシーなタネでこれもハイクオリティ。
山賊焼き。
にんにく醤油で下味をつけた鶏肉の大きなブロックを豪快に揚げた長野名物。外はパリパリ、中はジューシー。
シーズンには様々な期間限定メニューも。自分はわりと保守的な頼み方をすることが多いので限定メニューの写真が手元に少ないのですが、いくつか紹介します。
キノコのあんかけラーメン。
アサリの背脂そば。
そして夏の定番メニュー、ざる中華。
冷水でしめたしっかりした麺に、酸味の強いスープを凍らせてシャーベット状にしており、暑い日にぴったりのメニューでした。
また、チラナイサクラではご飯系のメニューが大変充実していました。
レギュラーメニューの鶏そぼろ飯。
甘く味付けた鶏そぼろを贅沢に盛り付けた@sakumintさんイチオシのメニュー。直近のメニューでは200円で提供しており、これも十分リーズナブルなんですが、一時期は日替わり丼も含めたご飯ものが全部150円で、ホントに最高でしたね。
日替わり丼は種類が多すぎてすべて掲載するのが難しいので、いくつかピックアップして。
ねぎ塩豚丼でしょうか。ちなみにこれは2018年2月14日の写真で、ラーメンの海苔がバレンタイン仕様のハート型になっています。
なすと肉味噌かな。改めて見ても150円で盛っていい量じゃないんですよね……。
トマトと豚肉。
マヨチャーシュー丼。
スタミナ丼ですね。
塩昆布の卵かけご飯。これはすごく好きなメニューでした。
ラーメンにささってるビッグサイズの海苔は、購入金額が台風復興支援に充てられるというトッピングでしたが、この店のラーメンとぴったりで、お気に入りの組み合わせでした。
チラナイサクラの遺伝子
こちらのお店は長野県を中心としたBOND OF HEARTSに連なる店舗ということで、都内でもいくつかのメニューについては同じ味を楽しめる店があるということでご紹介をいただきました。
烈士洵名
こちらには炒飯メニューがあるようなので、もしかしたらチラナイサクラと近い味が楽しめるかもしれません。
悪代官
こちらはラーメンの上に山賊焼きがどどんと載っているとのこと。
ラーメンに載せちゃったら大分話が違うような気もしますが……。w
魚雷
こちらには閉店後、チラナイサクラのスタッフの方が入られるかもしれないとの噂も……?
なお、ラーメンについては店舗ごとにかなり強く特色を出していたようで、チラナイサクラのラーメンを味わうのは、長野県下での再出発を待つことになるようです。
最後に
今回の閉店、以前の推しラーメン店の閉店に比べれば、都内で同じ遺伝子を共有する店が複数頑張っていたり、長野県下での再出発が予定されていることなど明るい材料もあり、前向きな気持ちで見送りたいと思います。
またいつの日か再会できることを願って。
チラナイサクラのみなさま、お疲れさまでした。
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