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地獄の沙汰も金次第

戦費について考えてなかった。
言われてみれば、いつの時代も戦争にはお金がかかる。

大昔のように侵略先の土地や財を奪うなどして
報償として分け与えるだけで済まないのが近代戦争。

第一次世界大戦では連合国(日本、アメリカを除く)、
同盟国ともに、国内総生産の約3倍が戦費に費やされた。
ちなみに、第二次世界大戦における日本の戦費は
国内総生産の33倍、国家予算の280倍、期間は6年間。

国家予算38兆円前後のロシアにしてみれば、
既に100兆円を超えると試算されている戦費は、
すぐに3倍を超えるだろう。
2022/02/24からまだ50日程度にもかかわらず。
1年で約800兆円、6年で約5000兆円である。
(それでもかつての日本よりマシだけど)

正直、そこまでの価値が戦争にあるのだろうか。

先日、ジョークがスベって殴られたクリスロック
以前こんな感じのジョークを言ってた。

“アメリカは銃なんて規制しなくても、
 弾を1発何千ドルにもすれば良い。
 そしたら銃を手にした強盗がいうだろうよ。
『動くんじゃねぇ、そのアタマに弾 ぶち込むぞ!
 もしも俺に弾買う金があればな』”

ロシアに限らず、1発何億円もするミサイルなんて
打ち続けられるわけはなく、地味な戦争で長引くか、
核兵器の使用を考えるようになる。

地獄の沙汰を起こすも、乗り切るも金次第
人類は生きるも死ぬも、過去も未来も
全てはお金に支配されているし、
いつでも被害者は決定権から1番遠い存在である。

How could you shoot women and children?
Eazy. You just don’t lead them so much.
Ain’t war hell?      - Full Metal Jacket (1987)

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