惨敗

自分の指導を振り返る。vol.33

オンライン授業も残り2本作れば終了。

学校が再開される日がもうそこまで来ている。

ユーチューバー加藤利光の閉幕である。

この3ヶ月で挑戦したことは数知れず。

授業動画を作るという挑戦は、必要に駆られて取り組んだことではあるが、いずれやりたいと思ったのも事実。

やるという選択は、必ず何かをもたらす。それは、成功や失敗ということだけでなく、やったという経験を、勝手に美化する装置が付いている自分。やることは自分の魅力を高めることに直結する。

教科の知識の注入だけに意識を置いた授業をやるのが嫌だった4月。はじめたのは、『モチベ雑談』という企画。授業の開始5分くらい雑談タイムとして、授業の内容以上に大切（たぶん…）だと思うことを述べる時間を作った。

正直これが、しんどいんですよ…。

内容としては、

夢実現企画を提案したり

１％の努力と１％の怠惰を語ったり

挨拶の意味や幸福度のこと語ったり

子供の名前の付け方語ったり

レギュラーの授業でなく、人間を磨く時期なんじゃね～

などなど、毎回の授業のスタートのタイミングでこんなのをやりきった。（いや、あと2回ある）

目的は、一人でこもっている生徒たちのやる気を引き出すこと！雑談って生徒の心に最も残る内容だし、授業の合間に挟めば生徒の集中力を復活させるし、授業の動画は沢山あるけど、雑談の動画ってあまり無いんじゃね？って思って取り組んだ。

いや、自分の理想、やる気を引き出す教師になるを実現させるために取り組んだ。

評判が気になり、勇気を持ってホームルームで生徒に聞いてみた。

すると、

見事

惨敗・・・。

『2倍速で聞いてます。』まだまし。

『ピット飛ばしています😁』素直（ピットとは、人差し指で動画を先に飛ばす表現）

正直想像は出来ていた。だけど、レギュラーの授業では真剣（驕り😁）に聞いてくれている雑談が、オンライン授業の場では、聞いてくれる確率が下がる。

何故だ・・・？

だからを考えた。

ライバルの存在がデカすぎるんだな～と。（お前の力不足だよ！）

ゲーム、携帯、TV、漫画、家に並ぶものは強敵すぎる。暇を潰す道具、いや楽しみを作り出す精鋭達が勢揃い。そのライバル達に、自分の雑談の価値が勝たなければ、聞くに至らないということを全身で感じたのだ。今思えば、凄いことに挑戦したな～と思う。到底敵わないという敗北感がやけに自分を奮い立たせる。ポジティブ過ぎるな～俺😁

だけどやった意味は無かったのか？

学力以上に、人間力を高めたいという思いからスタートしていたのは確かだけど、今思う。

自分の教員としての能力は間違い無く高まった。

自分の話をしている姿をこんなにも分析したことはない。

もっと磨けば、光るんじゃね？って勝手に解釈。たぶん勘違い。

だけど、挑戦は新たな感情を作りだし、新たな自分と対面する。

ラスト2回。

何伝えよ～～～。この時間がやたら苦しい2ヶ月でした。

大変は「大きく変わる」チャンスなんだろ？

大変な道を歩めよ！俺。

相手のためと言ってやっているのは建前で

全ては自分のスキルアップに繋げている、授業という退屈の世界でしか通用しない加藤利光でした😁

ユーチューバーはスゲーよ。

ははは。

では。