【絵から小説その②】なんでもないひとときを
「今日さ、ちょっと寄り道しない?」
私が教室に入ってくるなり彼女は楽しそうに言った。
どうやらいつもの店に新作が入ったようだ。
私は仕方ないなと言いながらも内心思いっきりはしゃいでいた。
放課後が待ち遠しい。
彼女は私の席に座ると後ろの暑い暑いと言いながら少し行儀悪く、制服をパタパタとあおぐ。
彼女と後何回、こんなやりとりが続くのだろうか。
もう来年にはお互い別々の道を歩む。
「あー、夏、早く終わらないかな〜」
終
清世さんの素敵な企画に参加しました。2回目です。最初は詩にしようかと思ったのですが、難しく、こんな形になりました。
夏、青春万歳🙌的なイメージです。
清世さん、ありがとうございます。
第1弾はこちら↓↓↓
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