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質問をする時に知っておくと良い知識

こんばんは。ニノです。

指導をしている関係上、質問をされることが多いのですが、質問の上手下手をわける1つの要素として、その人の使っている言葉自体が関係していることが、めちゃめちゃ多いです。

ここで説明することの単語自体は記憶しておく必要はありませんが、単語ではなくその意味を知っておくことが重要です。


今回解説するのは、シニフィアンシニフィエです。

どうです?

この単語、聞いたことありますか?

僕はビジネスの勉強ではないところでこの言葉が出てきて、なーるーほーどー!となり、それからは文章の書き方も意識するようになりました。


では解説を始めますね。

まずこの図を見てほしいのですが、これは何でしょう?

画像1

あなたが何と回答したのかは、どこかにメモをしておいてください。



いろいろな回答があると思います。

・ペン

・ボールペン

・油性ボールペン

・ピンク色のペン

・JETSTREAM(商品名)


また、ちょっと変わった答えとしては、

・画像

・プラスチック

などですかね?


どれも正解だと思います。


最初に言っていた、「シニフィアン」がここで出てきたような物事を指すための記号や言葉になります。

先程の画像では、ペンが載っていましたが、画像内のある物をペンと誰かが名付けたから呼んでいるだけであって、ペペン、でもパパンでも呼び方はどうでも良かったわけです。
今では基本的に「ペン」として共通認識できているから、そう呼んでいるだけだ、ということですね。


次が「シニフィエ」ですが、これは少し前の表現でいうと画像内のある物自体のことを指しています。
そこにある何らかの物(や事)自体のことがシニフィエ、それを指す言葉をシニフィアンということですね。


ここで質問の上手下手の話に戻りますが、質問が下手な人は、自分の発しているシニフィアンが、自分勝手なシニフィアンになっていて、何を指しているかが、わからない状態になっているんです。

シニフィアンとシニフィエが、ずれることがあることが理解できていない、ということですね。

質問の上手い人は、シニフィアンとシニフィエという言葉自体は知らなくても、発している言葉とそれが指すものがずれることが良くあることだと知っているので、ずれを修正するための補足事項がきちんと明記されるので、質問を発した側と受ける側で正しく受け答えができて、回答も早く受けることができる、というわけです。


今度誰かに質問する際や、質問を受ける際にちょっと今日の話を思い出してもらえたらと思います。

今日もありがとうございました。


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