質問が下手な人に足りないもの
こんばんは。ニノです。
コンサルティングの様に、相手と一対一で、お互いに理解している部分を確認しながら進められる様な場合は改善していけるので良いのですが、スクールなど一対多での場における質問の仕方には、質問の仕方の上手下手で、大きく結果が変わってくることを常々感じています。
そして、下手な質問に足りないものが何なのかがどうやらわかりました。
足りないもの、それは
「思いやり」
です。
ん?と思ったかもしれませんが、もう少し説明しますね。
(これも思いやりかもしれません)
ここで言っている「思いやり」とは、相手の状況に思いを馳せて、それに合わせた言葉選びと、必要な情報を不足なく伝えること。
そして、相手の手間をできるだけ減らせる様にする、ということです。
例えば、「うまくいきません!助けてください!」とだけ伝えられても、こちらは何に困っているのかが全くわからないですし、「マニュアル通りにやってもうまくいきません。何でですか?」の様に何故か攻撃的に質問して来られる方も説明が足りない、という点では同じです。
また逆に、先ほどのように短いよりは良いことも多いですが、説明以外の感情まで盛り込まれた、超長文。読み終わるまでに時間がかかる・・・。
どちらも簡単に言うと、回答を求めてる相手に対して優しさがありません。
質問が短い方は、結局再質問をすることになり、その回答でようやく状況が掴めてきます。
自分で整理することを放棄している、という見方もできます
長文の方は、今度は余計な情報が多すぎて、ポイントを絞ることを放棄しています。
そして、このやり方で回答を得られてしまうと、
(自分でやることを放棄することで)楽を覚えて、癖になってしまいます。
またその様子を見ている人たちからは、巻き込まれないようにと距離をとられてしまい、問題解決の手段がどんどんこぼれていってしまうというわけです。
このような場合には、ゴールと現在地点から考えると、シンプルな上に必要な情報が盛り込まれた質問ができるようになります。
例えば
「マニュアルの記述でこう書かれている部分は、私の環境では〇〇と思いますが、マニュアルと結果が違うように思います。確認してください」(PC画面の画像も添付)
の様に、ゴール(マニュアルの記述)と現在地点(その方の現在の画面)を示してもらえることで、回答がとてもしやすくなるというわけです。
ゴールが明確でなければ、それは到達できないよね?も実は多いですし、
現在地点がわからなければ、進み出す方向も違います。
(スカイツリーに行きたいと言われたときに、その人が今東京駅にいるのか、ニューヨークにいるのかで答え方変わりますよね?)
どこかで教わる機会があるときには、ゴールと現在地点、そして思いやりのことを思い出して、ぜひ活用してみてください。
今日もありがとうございました。
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