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音楽に育てられた話

こんばんは。二日目です。
今日も読みに来てくださりありがとうございます。
今日は音楽と自分の関係について少し書いてみます。この文章ははるか昔にインスタグラムで書いたことがあるので(さすがに書き直しました…)もしかしたら読んだことがある人がいるかもしれません、、、(ごめんね!)

長続きしたのはこれだけです

私は小学校に上がる少し前から中学校を卒業するまで、ピアノ教室に通っていました。高校時代もちょっとだけピアノを弾いて、通っていた教室にお世話になっていたのですが、最近はほとんど弾いていません。(愛の不時着を見て「兄のための歌」が弾きたくて楽譜を探すことまではしました。)

通っていたピアノ教室は毎年4月の第一日曜日に発表会があるのですが、私がピアノを弾かなくなっても発表会のお手伝いをさせてもらっています。私が最後に発表会に出た時に初めての発表会だったあの子ももう小学校を卒業したのか、、みたいなおばさん心まで芽生えてしまいます。
でも、ピアノを弾いていた時を振り返ってみると、練習がものすごく嫌いで怠け者の私でしたが、責任感だけはあるので、合唱コンクールの伴奏とか、そういうのは張り切ってやってたなあ。高校生時代、本番のクラス写真で、ステージが広くて自分だけ写真に入ってなかったなーとか、そんな笑える思い出もありながら、「少しだけ目立てる」イベントのおかげで何とか12年、弾き続けていました。こんなに長続きしたのはピアノだけです。

音楽が私に与えたもの

小学校でピアノ、中学校でピアノと吹奏楽、高校でバンド、大学で少しブランクがありながら吹奏楽をもう一度始めた私ですが、音楽が私に与えてくれたものって一言では表せないけど、きっとそんなに複雑なものでもありません。とはいえ、今日もいつもに増して回りくどい表現が多くなりそうですが、少し振り返ってみたいと思います。

ピアノは、自分の指先の動きや力の加減で音を変幻自在に操ることができます。管楽器も、自分の口や息の微妙な変化で曲や音の表情がガラッと変わる。どんな楽器のどの奏法にも、奏者の思惑やねらいがあるはずで、それは作曲者の意図を汲むことによって発されることもあります(それがほとんどかもしれません)。
それって、会話みたいだなあと思うんです。奏者と作曲者の間のものかもしれないし、奏者と観客のものかもしれないし。さらに、作曲者と聴き手の対話にもなり得るんじゃないかなぁ、とかもよく思います。(歴史上の天才音楽家の楽曲が今もなお愛されているというのも究極そのためと言ってもいいんじゃないかなあ!)

よく、音楽は、"universal(世界共通)" と言うけど、これは本当だと思うんです。100%伝わるかどうかは別として、お互い言葉が理解できなくても、音だけで何かを伝えることは不可能じゃないと私は信じています。これは、ピアノの先生に教えてもらった考え方で、これまでこの言葉の意味を何度も咀嚼しようとしてきましたが、言葉にしたって話者の意図したことが100%伝わらないことも少なくないし、私としては納得感がある言葉だなと思います。

ここまで書いてきてなんとなく思ったのですが、きっと私が音楽を経験したことで得たものは、「ニュアンスを伝える努力ができること」だと思うんです。それが、きっと相手によっては、「こいつ、回りくどくて話がめんどくさいな」と感じる人もいるだろうし、「真面目だなぁ」と思ってもらうことにもつながっているのかもしれません。(これはいろんな国の言葉とかを勉強することからも得られた気がするけど!(笑))

これまでとこれから。

言葉を通したやりとりと、非言語のやりとり(音楽に限らず、ダンスでも、その他のアートでも)、両方の経験があるってすごく、自分の内面と向き合うのに凄くいいんじゃないかなとかんがえています。実際自分は言葉をたくさん勉強してきたつもりだし、音楽などで表現を自分なりに磨いてきたつもりで、それが凄く私の人間性みたいなところに寄り添ってくれていると思っているんです。その結果がこの文章たちです(笑)

ここで冒頭の話に戻るのですが、毎年、ピアノの発表会があると、親子で連弾している生徒さんがいたりして、それを見るたびに「自分の子供にも思いっきり音楽を楽しんでほしい。別にピアノじゃなくてもよくて、楽器が嫌なら聴くだけでも全然いいけど。(聴くのも、自分が演奏した経験があるともう100倍面白いんだけどね!と思うけど(笑))といつも思うのです。
目に見えない、移り変わる芸術、同じものは2度と起こせないからこそ、音楽は面白いです。自分はこれからもこうやって音楽を愛していきたいし、音楽によって導かれて生きたい。
そして自分にももし子供ができたら、この素晴らしさを伝えてみたいです。理解されなくて、スポーツの習い事したいって言われても全然悔しかったり残念だったりしないと思いますが(笑)、私のここまでの人生で、ずっと音楽をしながら成長してきてよかったなと思っています。きっとこれからまた音楽とのかかわり方は変わってしまうと思うけど、演奏してきた経験をずっと私の中にしまって、いろんな「表現」に挑戦していきたいです。

二日目、完!
明日もよろしくお願いします!

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