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素直と謙遜

こんばんは。今日も遅い時間になってしまいました。

今日は久しぶりに授業に行ってきました。家を出る前はちょっと(結構)めんどくさかったんですが、行ったら行ったで諦めがつくもので、なんとか乗り切りました。

本日のテーマは「日本人の美徳」は本当に今の自分のためになっているのか?という話です。

謙虚でいることに必死になっていないか


素直さと謙遜すること、どっちが大事なのか、と最近考えたことがあります。きっと素直と謙遜は対義語でも何でもないと思うのですが、対人関係ではある意味対極にあるような態度をさすんじゃないかと思います。

何が言いたいかというと、「素直」というのは、言葉をそのまま受け止める純粋無垢な姿勢で、「謙遜」は受け取った言葉のレベルを下げたり意味を裏返したりしてパスし返すことだと思うということです。

自分が売りとしている長所について誰かに褒められた時に、「そうなんです!自分でも知ってます!」と言うのか、「いえいえ。そんなことないです、とんでもない!」と言うのか。日本人は謙遜が一つの文化みたいになっている気もするので、社会でやっていくには必要なスキルであることは間違いないと思います。なんとなく素直に返せないのは、自信のなさからなのか、日本人の心が邪魔してなかなか自分を売り出すことができないからなのか…。

そして私も当然「謙遜」タイプであると思うのですが、振り返ってみて感じるのは、自分を図々しい人間だと思われないために必死に謙遜していなかったか?ということです。別に謙遜自体が悪いことだとは思わないし、適度であれば美しい姿勢であると思います。でもなんか、自分だってそう思っているのに過度に卑下するのは自分に対しても、褒めてくれた相手に対しても良くないのではないか?と思います。
そして、最近新しいことに気付きました。

素直な反応は最高だった


以前、ある人を褒めたときに、「知ってる、やっぱそうなんだよなぁ〜!」と言われ、その瞬間に、「すごい人を見つけたな!」という感じがして笑いが止まらなくなりました(笑)でもそれと同時に、「自分の良さを自覚して、人にもちゃんとそれを伝えられるってすごいことかもしれない。私が褒めたこと自体も全く否定されないし、傷つく人が誰もいない!すごい!!」ってなったんです。伝わりますかね。最初は笑うことでしか反応することができなかったけど、時が経つにつれてそういうところ尊敬できるな、と自分にとっても大きな変化になったと思います。

上にも書いた通り、謙遜が悪いとは思いません。でも、謙遜はある意味で「褒めてくれた相手のことも否定している」という超〜大事なことに気付いたのです。だから、謙遜も(もちろん素直も)その人との関係性と程度が肝だし、きっとそれがその人の印象を形作るんだろうなあ、と、妙に納得してしまいました。

私はいつだって私の救世主


この文章はなにも、「謙遜しすぎは良くない」とか「素直になんでも言えるようになろう」とかそういうことを感じたという話ではなくて、心が折れそうになった時などにタイミングを見計らって自分を褒めたり、「こう返したら相手はどう思うだろうか」と他の人の立場に立って頭を回転させてみたりというような、【メタ的に物事を見れるようになること】が自分にとっても自分の周りにとっても幸せなんじゃないかな、ということです。褒められたときや自分を褒めたいときに「絶対に否定しなきゃいけない時」はきっとないので、自分にも他人にも積極的に褒め言葉をかけてあげたいです。

でも、謙虚でいることも忘れずにいたいですね。
ではまた明日〜!

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