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春の農業メモ ~カレンダーを見つめるよりも自然を観察するほうが大切~

昨年の春から始めた農業体験も二年目。
一年目は体験そのものを味わうことに集中することを目的にしていた。
いまどきの農業はハイテクで計画性高く、合理的に運営できると、
農業の本などを読んだり、テレビを見たりして、イメージしていたけれど、
私たちがしたい農業はそういうのじゃないというのが昨年の一年間の体験を通して理解することができた。

今年は私たちには何が必要かが明確になったので、
露地栽培をしている農家さんでちょっとした手伝いを始め、
兼業農家デビューに向けての記録というか気づいたことを
スマホで撮影したり、メモを残したりしている。

「5月の何日くらいからイチゴは収穫ですか?」

そんな質問はナンセンスで、
「どうやろうな~、天気と気温次第やね」としか回答しようがないのだ、とわかり、草花と昆虫を撮影してメモするようになったのだ。

いろいろ教えてもらう中でわかったことは、
カレンダーを見つめることよりも、自然の草花や昆虫や鳥たちの様子や、
天候の変化を観察することがとても大切で、特に草花と昆虫は季節の変化に応じて生きているので農作業の見極め情報源としてとても役に立つということだ。


山暮らしで天気図を読む力は大切で、
有料ウェザーニュースを駆使して仕事をしていたことと、
野鳥好きで勉強した鳥情報は少しは役立ちそうだったが、
肝心の草花と昆虫情報は皆無。
ということで、草花と昆虫に意識が向くようになり、
iPhoneのカメラロールは草花と昆虫でいっぱいになった。
あと、カメ。

春のメモのだいたいの流れ。

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たんぽぽが咲きだすと、そろそろイチゴや実エンドウなどの収穫や
イチゴのあとに続く田植えや、その他の作業の段取りを始める。

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タンポポが終わりはじめ、シロツメクサやアカツメクサがいっぱいになり、てんとう虫やカナブン、ハチたちが頑張り、それらが少し落ち着きだすと

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イチゴの収穫時期が近づいてくる。タンポポを見かけなくなり、
シロツメクサもアカツメクサも随分と少なくなってきて、

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この子がたくさん咲き始めると、イチゴが収穫期になる。

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同じころに、豆族たちもいっぱいなるので、収穫作業は忙しくなる。
ジャムやスープづくり(自宅用)も忙しくなるけど楽しい日々が続く。

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そして、シロツメクサやアカツメクサと入れ替わるように、
この子が出てきて、こんなふううにしっかり開いてきたら、
田植えの準備。

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田起こし→代掻きをして田んぼに水を張ると、
蛙たちが大合唱をはじめる(一体どこにいたんだろう?)



さいごに、見張り番犬くんの心配そうな顔。

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かあちゃん、大丈夫?
ボクは匂いも記憶してるよ。

いよいよ、田植えが近づいてきました。
わくわくしつつ、不安もいっぱい。
たけまるでした。


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