ポジティヴヘルス…“健康”は、自ら湧き上がるもの!
在宅医療で出会う患者は、役割をたくさん持っている。
病院に入院していると“患者”という役割に徹する必要がある。患者として目を覚まし、患者としてごはんを食べ、患者として治療を受け、患者として眠る。家族が来たときだって、なんとなく、患者と見舞客、という雰囲気になってしまうものだ。
自宅にいるときは、たまに“患者”の役割を演じることもあるけど、父、じいちゃん、元町内会長、飲み仲間、猫好き。いっぱいある役割のほんのひとつにすぎない。
だから、その人のいろんな面に気づくことができる。