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調印式



被災後72時間に必要な食料や衣服、日用品を詰め合わせた箱「G72BOX」を企画、事業化した災害支援会社ガーディアン72(東京都千代田区)は28日、梱包(こんぽう)作業を委託する契約を石巻市社会福祉協議会と交わした。作業は市社協みどり園に任される予定。

 締結式は市ささえあいセンターで開かれ、ガーディアン72の有馬朱美社長と市社会福祉協議会の林久善会長が契約書に署名した。

 G72BOXはレトルト食品や水、Tシャツ、おむつ、携帯ラジオなど被災後3日間生活するための65品目を詰め合わせる。有馬社長が東日本大震災後、石巻市を訪れた際に事業化を思いつき翌2012年に法人化した。

 活動に賛同する企業の支援を受け、石巻市を含む全国3カ所で梱包を委託する。報酬は1箱当たり350円で、就労者20人で月1000箱を目標に作業する。梱包後の箱は、別に協定を結んだ全国16の自治体に配布され、体育館や公民館などに備蓄される。

 有馬社長は「障害のある方々が活躍できる形で取り組めることを非常にありがたく思う」と感謝した。林会長は「障害を持っている方が生き生きと仕事に励んでいけるものができたことはうれしい」と話した。

石巻かほく三陸河北新報社より引用

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