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自然災害から尊い命と財産を守る為の一助となる為に

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これまでの日本における災害から、いかに人々の尊い命を護るかについて具体的に考え実施している内容を紹介していきます。口で言うのは簡単だけど、行動を起こさなければ意味がない。 大規…
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2024年2月の記事一覧

「夜中、仕事の疲労と家族の安否が不安で大泣きした」仕分け不要の災害支援備蓄セット きっかけは避難住民対応に当たった職員の極限状態

G72BOXの原点です。 東日本大震災以前より地域活性化としてご縁を頂き取材を通して交流のあった石巻市役所の鈴木公美さん 災害発生後、鈴木さんのところに野菜をたくさん買い込んで駆けつけた記憶が甦ります。 災害時に被災者を救い職員の負担を軽減する「G72BOX」です。

GPSライフジャケット要介護者の着用想定し実用化へ実証実験

南三陸町で8日、津波で流された人の早期発見、救助などを可能にするGPS機能付きライフジャケットの実用化に向けた実証実験が行われた。昨年に続いて2回目で、介護者が要介護者らに着用させるケースなどを想定して実験し、着せやすくするための改善点を確認した。  多くの行方不明者を出した東日本大震災の教訓を踏まえ、町と連携協定を結んでいる民間企業「ガーディアン72」(東京都、有馬朱美社長)が進めている。  この日は着脱性がテーマ。午前中は宿泊研修施設を会場に町社会福祉協議会、高階救命

災害時に負担軽減「非常食や衣料品など仕分けのいらない備蓄品」福祉作業所で災害支援用品の梱包作業開始 

東日本大震災では、支援物資の仕分けが職員の負担になるなど課題となりました。こうした中、非常食や衣料品をあらかじめ詰め込んだ仕分けのいらない備蓄品が考案され梱包作業が始まりました。 飲料水やレトルト食品、衣類など75品目。考案されたのは、これらを一つの段ボールに詰め込んだ「G72BOX」です。被災後72時間を支援するという思いが込められています。災害支援事業を展開する東京の企業が考案しました。 「石巻市の職員の思いからプロジェクトが生まれました。障害のある方々に大活躍してもら

南山城村 災害時の支援物資 1人1箱小分けで備蓄へ

大きな災害が起きた時に支援物資をスムーズに住民に届けるため、南山城村ではあらかじめ1人が必要とする物資を1箱ずつ小分けして備蓄することになりました。 この取り組みは、南山城村が東京の災害支援の民間会社「ガーディアン72」と協定を結んで始めたものです。 東日本大震災では支援物資の仕分けに多大な労力がかかり、災害支援の民間会社ではそれを教訓に、1人が72時間、つまり3日間に必要とする水や食料、衛生用品などの物資を1箱ずつ小分けにして備蓄する取り組みを各地の自治体と協力して進めて