見出し画像

美しいパステル画を描くために...作業机の準備&粉落とし&パステルの折り方など

作業机の準備

パステルアーツでは基底材を机に平らに置いて描きます。イーゼルに立てて描くと、作画中に出るパステルの余分な粉が流れ落ちて、画面を汚してしまいます。
パステルの色を美しいまま画面に定着させるためには、余分な粉の処理が大変重要です。

©︎TOUICHI WATANABE

上の図はパステルアーツの教室で長机を2人で使用した場合です。ひとりで描く場合も机の上に新聞紙などを敷いて粉を落とす場所を確保します。

粉の落とし方

基底材の端を持ち、角を新聞紙の上でトントンと軽くたたいて、
余分な粉を払い落とします。

©︎TOUICHI WATANABE

パステルの戻し方

使ったパステルは、汚れを拭いてからパレットケースに戻します。
パレットケースも時々掃除をしてきれいにしておきます。

Aタイプ・・・1 本 1 本、描き終わったら、パステルチョークの汚れを拭いて、ケースに戻します。
Bタイプ・・・使ったパステルチョークは、出したままにしておき、後でまとめて汚れを拭いてケースに戻します。

パステルの塗り方のコツ

©︎TOUICHI WATANABE

パステルチョークの折り方〜3分の1くらいに折って使用します

①ナイフで切り口を入れて手で折る。
②パステルチョークのペーパーをはがしてから、爪をかけて折る。

©︎TOUICHI WATANABE

”砂ツブ”の取り方

絵を描いていて、パステルチョークが ”ガリッ” としましたら、すぐストップして下さい。パステルチョークに砂ツブのようなものが入っていて、紙にキズをつけます。キズには色が入り、線となり、そのまま落ちなくなります。砂ツブは、爪あるいはナイフで削り取って下さい。


ミモザ通り  渡辺藤一

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?