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美しいパステル画を描くために…基底材の作り方   

パステルアーツでは、キャンソン ミ・タント紙をスチレンボードなどに貼って基底材とします。

用意するもの(B4サイズの基底材を作る場合)

①スチレンボード B2サイズ(厚さ3mm)

②キャンソン ミ・タント紙 B2サイズ(半さいともいう)
荒目(本来は表)の方をのりで貼ります。
細目(本来は裏)の方にのりをつけないよう注意してください。
紙を光に平行にあてて表と裏を見分けてください。

③スプレー式のり  3Mスプレーのり77(スリーエム)

④トレーシングペーパー  薄口 A3の大きさ

⑤ペーパーナイフ  〈キャンソン ミ・タント紙を切る〉

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©︎TOUICHI WATANABE
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©︎TOUICHI WATANABE

⑥カッターナイフ  〈スチレンボードを切る〉
小型のものはさけ、大型のもの(例:NTカッター L550など)が使いやすいです。

⑦ステンレス定規  〈スチレンボードを切る〉 長さ60cmくらい
プラスチック定規ですと、定規にキズをつけてしまいます。

⑧カッターボード  〈スチレンボードを切る時、机を傷めないためのマット〉

⑨虫めがね  〈紙の目や絵の表面を見る〉

作り方

①スチレンボード、キャンソン ミ・タント紙とも4枚に切る(B4の大きさに)。スチレンボードの方が大きいことが多いため、キャンソン ミ・タント紙に合わせて切る。

②スチレンボードを立てて持ち、スプレーのりを20cm~30cm離して、円を描くようにして吹きつける。この作業は屋外で。
・晴れた日より、曇りの湿度の高い日に貼ると、きれいに貼れる。
・スチレンボードの端にのりを多めにつける。

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©︎TOUICHI WATANABE

使い終わったのりは逆さにして、ノズルにたまったのりを出してしまう。
ノズルの口をティッシュで拭いておく。のりがきれいに出ない場合は、ノズルの口を拭くか、逆さにしてたまったのりを出す。

③のりをつけたスチレンボードに、キャンソン ミ・タント紙の表面(荒目)を合わせそっと置く(細目に描く場合の方法です)。その上にトレーシングペーパーをのせ、中心から外に向かって、手のひらで押さえつけるようにして貼る。 
図の実線を最初に、次に点線の順で貼る。

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©︎TOUICHI WATANABE

紙貼りはキャンソン紙を汚さないため、トレーシングペーパーをかけ、常に中心より外に向け、力を加えて貼る。次に全体をよく押さえ、最後に紙の四辺を強く押さえる。(紙の切口で指を切ることがあるため、指をティッシュに巻いてこする。)

紙の折り方・切り方

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©︎TOUICHI WATANABE

①最初にAとA’、BとB’をきちんと合わせる。

②次にセンターCに、指で折り目を入れる。

③CからD、CからD’に向けて折る。反対にD、D’からCに向けては折らない。

④折り終ったらEのペーパーナイフで切る。



SAKURA SAKURA  渡辺藤一

 



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