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057\\\ 若返るふたりのtalk show(19)

「空気には年齢が無いんですよね? だからわたしは空気になりたいの」と。talk showパートナーの 聞いているわたし///さんは、ぼくが今まで出会った人の中では一番の変わった人でした(笑) まぁ、仙女になりたいという人ですから、それでいいのです。前回のページでは、身体に空気がやって来た雰囲気でした。少しだけでも、身体と空気との一体感はあったようです。この talk show は、ずっとシリーズで書いています。


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空気で丸いボールを作っておく

話をしているぼく/// 少しずつ、身体のまわりに「空気」がやって来てるでしょ? これは空気の方からやって来ているんだよ。リラックスしていれば「空気からの気圧」がわかるよね? そのまま静かにしていると、身体の中にもっと空気が浸透してくるから「入っておいで」という気持ちで、空気と接してゆくんだよ。

聞いているわたし/// 空気の気圧っていうのが、なーーんとなーーく、感じられて来たような気分ですが・・・ これでいいんですよね?

話をしているぼく/// そうやって、いいんですよね?って、確かめないでいいんだよ。そんな、空気に疑って、どーするの?(笑) 

聞いているわたし/// はい。そーでした。すぐに相手の気持ちを確かめたがるわたしでした・・・。

話をしているぼく/// でも、身体のまわりにやって来てくれた空気は、まだまだ散漫な霧のようなモヤモヤしてて、ぼーんやりと、してるでしょ? 

聞いているわたし/// はい。 空気ですから・・・。

話をしているぼく/// その空気をね、イメージのチカラを使って、丸い空気に変えてゆくんだ。自分を丸く包んでくれるシャボン玉のような、丸い空気にしてゆくんだよ。

聞いているわたし/// 空気を丸く! ですか? それって、アートですね! そのように想えばいいんですね? そういうのって、空気に伝わるものですか?

話をしているぼく/// それがね・・・ 伝わるんだよ・・・。

聞いているわたし/// 変なこと想うと、変なものが伝わるんですね・・・?

話をしているぼく/// そうだよ。なにかあるの? 変な想いって・・・。

聞いているわたし/// はい。いろいろと、あるんですよ・・・。なぜか、こういう静かなトレーニングって、雑念が出て来るんですね・・・

話をしているぼく/// 慣れればね、雑念は出て来なくなるよ。空気の存在や気圧感に対して《不思議な気持ちよさ》を感じられれば、雑念は薄くなってゆくんだよ。

聞いているわたし/// ?《不思議な気持ちよさ》って、脳内デンキが点かないと出てこないかと思ってましたけど・・・。空気の存在を感じるだけでそうなれるんですね。

話をしているぼく/// それで、あなたの身体を包んでいる丸い空気がね、浮いてどこかに行ってしまわないように、地面とつなげてあげるんだよ。丸い空気を地面に下げてあげて触れ合うようにしてあげるんだ。丸い空気が《陽(+)》だとしたら、下にある地面は《陰(-)》だよ。

聞いているわたし/// 空気の《陽(+)》と地面の《陰(-)》を結んであげるんですね? これは丸い空気じゃなければ、ダメなんですか?

話をしているぼく/// いろいろ形をのサンプルを作ってみたけど、丸い空気の形が一番いいんだ。地球も丸いし、太陽も月も、みんな丸いでしょ? だから空気の形も丸いのがいいみたいだよ。

聞いているわたし/// はい。これって、天体的レベルなんですね。

話をしているぼく/// それで、そのふたつというか、空気さんと地面さんのふたり?を、結んであげるんだ。そうすると、両者は「交流」をし始める。まるで、電線がつながってデンキが通ったようにね。

聞いているわたし/// 男性と女性の交流じゃなくても、ちゃんと空気さんと地面さんの《陽(+)》と《陰(-)》の交流って、あるんですね? 素晴らしいですー

話をしているぼく/// はい。でも、これは、空気と地面が自発的には交流なんてしないでしょ? だから、人間が仲介して、両者を交わらせてあげるんだよ。すると、空気と地面の《陽(+)》と《陰(-)》のふたり?は、とてもよろこぶんだ。

聞いているわたし/// 《不思議な気持ちよさ》って、このあたりとつながっているんですか? やっぱり、空気と地面も、結ばれて交わると、しあわせなんですね! 素敵ですーー


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空気と地面のエロチック

話をしているぼく/// こういうことを感じてゆけると、空気って、とってもエロチックなんだというのがわかるんだ。エロチックと言っても、人間のオトコとオンナのエロチックとは違って、エネルギーのエロチックというか。だよね。

聞いているわたし/// 《不思議な気持ちよさ》って、自分の中だけ起きる感覚ではなくて、空気と地面の交わるエロチックなんですね。

話をしているぼく/// 空気の中にはあやしい魔物が棲んでいるかもしれないね(笑) なんてね(笑)・・・ いや・・・実は、これが「エネルギー」ということなんだよ。

聞いているわたし/// エネルギーって、単体ではなく、複合体なんですね。空気さんと地面さんが、オトコとオンナのように交わって・・・。

話をしているぼく/// 止まって動かないものは「エネルギー」とは呼ばれないでしょ? 何かと何かが出会って交わって「動き」が起きるからエネルギーが生まれる。オトコとオンナが交わって愛し合って結ばれて、そこに何が起きて始まるのかというと、簡単にいえば「エネルギー」なんだ。止まってしまっていてエネルギーが生まれないのは「愛」ではありません。

聞いているわたし/// そうですよね。空気と地面ですら、交わればエロチックなエネルギーが起きるんですから・・・。これでオトコとオンナが出会ってエロチックなエネルギーが始まらないようでは「恋」でも「愛」でもないですよね。

話をしているぼく/// ただの「安心感」を求めるオトコとオンナなら、おじいちゃんとおばあちゃんになってからでもいいよね(笑) 生活的経済の安心というか、お金の安心というか? 

聞いているわたし/// そういうのは、エロチックでもエネルギーでもありませんよね・・・。止まってますもの・・・。 わたし、よく考えよう・・・(笑)

話をしているぼく/// 注意していないと、空気って軽いから、雑念なんかがあると、すぐに浮いてふわふわとどこかに行ってしまうんだ。空気はとっても浮気っぽいよ(笑) ・・・だから、ちゃんと地面に貼り付けておくんだ。自分の空気なんだから!

聞いているわたし/// 嫌です! そんな空気みたいなオトコは!(笑)

話をしているぼく/// 地面の方からも、しっかりと空気を引き寄せてつないでおきませんと・・・(笑)  軽いんだから。 空気って・・・ ロープをほどいて、どこかに行っちゃうよ。

聞いているわたし/// うわ! 空気って、飼い犬みたい・・・(笑) しっかり地面につなげておきませんと! 


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天と地。陰と陽。両極の交流。

話をしているぼく/// 《静》のトレーニングの中に《動》が生まれました。表から見える表面的な《動》ではなくて、空気と地面が交わって、ゆっくりと「内なる」回転運動が生まれるのも《動》なんだよ。「静中動」というものんんだ。

聞いているわたし/// 静中動とは、東洋的ですね。簡単ではなさそうですけど、こうやってお話しを聞いているだけで、面白いです!

話をしているぼく/// 空気と地面の交わりだから、人間のオトコとオンナのようにドロドロしてなくて、いいでしょ?

聞いているわたし/// これも、「空気になる」ためのトレーニングなんですよね? 空気になって、あやしい若返りー?(笑)

話をしているぼく/// 正確に表現すると、空気と地面を結んであげて、自分はその「間」にいるということなんです。

聞いているわたし/// あぁ、空気と地面の「間」にいることを感じてゆければ、わたしもそのまま「空気になる」なんですね! 単純に、空気を身体の中に入れればいいだけではなかったのですね。

話をしているぼく/// 空気・人・地面の、この3つを「天・地・人」というんだよ。東洋的には。それと、空気って、地面があってこそでしょ? 空気だけだったら、ふわふわと浮いてどこかに浮気をしに行っちゃう。風のように。地面は動かないけど、空気は動く。だから空気を地面に引き付けておきませんと。

聞いているわたし/// なんだか、それって、オトコとオンナのようですよね。うーん・・・。空気にも地面に意識があることを教えてくれているような・・・。

話をしているぼく/// オトコとオンナって言うよりも・・・、《陰と陽》と言った方が、いいね。

聞いているわたし/// はい。・・・そうでした・・・(笑)

つづく


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