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034\\\ 呼 吸 法 ワ ン ダ ー ラ ン ド(その2)

呼吸法ワンダーランド のお話しは前回からさらに続きます。このネーミングはある日突然降りて来たものです。こういうことって、ぼくにはよくあることなのです。それで、ネーミングというのはホントに不思議なもので、それは 呼吸法ワンダーランド というネーミング通りに自分の呼吸法も変わっていってるように感じるからです。

呼吸法というのは本来「個人的」におこなうものです。おなかが空いたから自分のために何かを食べるとか、お散歩をしたくなったので自分の行きたいように歩くとか、頭を使いすぎて疲れたので自分を休めさせるために気分転換をするとか。

呼吸法は、人のためにやってあげるとか、誰かの代わりにやってあげるとかではなく、ごく普通に自分のためにするものです。あの人の代わりに呼吸法をやっておいてあげようとか、自分が呼吸法をやれば世の中や世界を変えることが出来る、というものではありません。呼吸法は、どこまでいっても、自分のため、個人的におこなうものです。


呼吸法ワンダーランド というネーミングがやって来たときは、「なんでしょね? これ?」でした。それで、このネーミングと数日間お付き合いしてゆくうちに気が付いたことは、ワンダー よりは ランド の方にしっくり来ているという感じです。

始めは ワンダー の方の言葉の意味に気持ちが合っていましたが、ぼく自身の気質や性格や好みでいくと、ランド の方がピンとは来ていたのは、四柱推命や九星気学や西洋占星術などで、ぼくについてまわるのはいつも『土星』だからでしょうか。

ワンダー の意味は不思議、驚き、興味、分からなさ、面白さ、などです。これは自分が日々呼吸法をやっていて感じていることですから、当たり前といえば当たり前です。ランド の方は、国、地域、陸地、農地、土地、などの意味があります。地味ですが、ぼくにはやっぱり ランド の方のようです。


呼吸法ワンダーランド は、先ほどのお話しのような「個人のため」の呼吸法よりも、もっと広いエリアにまで呼吸を伝えるということになります。ただし、「誰か人のため」ということではなく、ランド ですから、自分がいる場所とか、建物、室内設備、壁、床、天井、空、空気、空間、などに自分の呼吸を同調させて広げてゆくことです。

「誰か人のため」となりますと、それはやはり他人ですし、相性などもあります。それに相手から「エネルギー送ってください」とか「ヒーリングして欲しいです」などと言われないのに、こちらから「誰か人のため」と言いながらおこなうことは出来ません。

ですから、「誰か人のため」というのは、両者との間に「承諾や合意」がないと、おこなえないものです。世界中のシャーマンたちは、世界平和のために祈るようなことをやっていますが、呼吸法はそれとは少し違うと考えていますので、ぼくはシャーマン的なことはいたしません。

それよりも、公園に行って、そこにある樹に呼吸を伝えるとか、公園の地面に呼吸をつなげるのなら、自分がいるその場が 呼吸法ワンダーランド にすることが出来るわけです。


金色のてんてん クウキの神様


少し前まではそこが「ただの場所」だったのが、自分の呼吸が広がって伝わればそこがたちまち 呼吸法ワンダーランド となります。面白いですね。まずは自分がいる場を 呼吸法ワンダーランド にしてゆくというのが楽しいことです。

たとえば、誰かにエネルギーを送りましょう、ヒーリングしましょう、ということになれば、ぼくはその人に直接エネルギーを送る前に、まずは、ふたりが居るその「場」に呼吸を送ることから始まります。呼吸法ワンダーランド の場合、それが順序になります。

まずは ランド になることから始まります。呼吸  ランド に伝わり、そこから相手の人に伝わると ワンダー で楽しい世界となってゆきます。


ぼくは「人と空間の関係」というのが、とても気になるのです。たとえば、踊りを観に行きます。踊りというのは、あたりまえですが、ステージの上で人の身体が踊るのですが、本当に素晴らしい踊る人というのは、身体を踊らせながらも、その場の空間をも踊らせているのです。

テレビ画面からでもそれはわかります。ぼくは歌舞伎や能や狂言などの、邦楽系の舞台が好きです。決して飛んだり跳ねたり派手な動きはありません。しかし、その演者の呼吸エネルギーがオーラとなってテレビ画面から出てくるのが分かります。

ステージで踊る人も、テレビ画面の中で演じる人も、身体のサイズと言えばそんなに差があるわけでもありません。大きいステージだから身長2メートル以上の人が踊らないとならないとか、100年以上の歴史のある舞台だから身長2メートル以上の演者が出なければ困るわけではありません。


しかし、ステージから、テレビ画面から出てくるやってくるオーラの大きさと言えば、それは人の身体のサイズを超えるものです。肉体が踊るというよりも、オーラや空間が踊っていると感じてしまいます。

特に能などは、霊的な世界、幽玄なあの世の世界をあらわしますから、この世で生きる人間の大きさではピンと来ないのです。霊的や幽玄というのは大きさがありませんから。人の身体から出る呼吸やオーラは、その場の地面や空間場に伝わって、それが観客に伝わるのです。これこそ 呼吸法ワンダーランド なのでございます。


たとえばぼくひとりが、どこかの場所に行って、勝手に 呼吸法ワンダーランド をしてみたからといって、それが周囲に分かられることはほとんど無いことだと思います。しかし「分かる人」というのはどこにでもいるものです。

ぼくの「空間」というか、「身体と空間との融合」を感じ取る人はいるもので、そういう人は「何かしてるでしょ?」などとは直接には言わずに、自然に同調する周波数を出してくるのですぐわかります。

逆に、相手の人が「身体と空間との融合」持っている人だと、ぼくの方もそれが分かるので、なんとなくその場で空間が同調されて心地よくなるものです。このようなことは今まで何度もありました。そういう時は、ホントに ワンダー を感じるものです。 


このような原理で、これからはもう、むずかしい呼吸法などを教えようとしなくても、教わって覚えられなくても、呼吸法ワンダーランド の場に参加していただいて、そこで「同調」さえ出来れば、あとは自然に呼吸法をみんなで連動して出来る、というのが 呼吸法ワンダーランド の意味なのだと考えています。

そこで、呼吸法ワンダーランド として、その場や空間が、人に自然に呼吸法を伝えている状態になれば、とっても楽しくなると思うのです。そうなると主役は   呼吸法ワンダーランド の方になりますので、ぼくの役割は、簡単な説明や解説をするだけで充分となれるわけです。

これでもう、覚えなくても良い呼吸法、教えなくても良い呼吸法が成立してゆきます。ゼロ磁場のようなパワースポットや、ありがたいおかげがやって来る神社や、ルルドの泉にでも行ったのと同じようになる ランド にその場その場でしてゆければ、最高なのです(正直言ってアタマの中はまだ半分空想ですがいづれ実現するとは思っていますので)。

★呼 吸 法 ワ ン ダ ー ラ ン ド///★

つづく


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