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「インスタ映え」の変態きくてぃん~岐阜県のいちご農家の「共犯者」になるまで~

お久しぶりです。ととりべファームインターン生のひなてぃんです。

今回はインターン生紹介記事第二弾。私がインタビュアーとなり、インターンの相方・きくてぃんをご紹介します。(第一弾・ひなてぃんの紹介記事はこちらをご覧ください。)

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自他ともに認める「映え」の変態きくてぃん。偏愛とも言える「映え」への愛が生まれたきっかけや、学生兼業という形でととりべファームで仕事をする理由、今後の展望について聞いてみました。

Q.まずは面接の時に言いそうな自己紹介をどうぞ

法政大学社会学部メディア社会学科4年生です。
専攻はメディア制作で、主に動画編集をしています。

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(どんなことでも面白がる体質で「妄想してみよう」が口ぐせです。)

Q.どうしてメディア社会学科を選んだんですか?

高校生の頃からSNSでの発信にハマったのがきっかけで、クリエイティブに興味を持ち始めました。進路選択の時にとても素敵な先生がいる当学部に出会い、進路を決めました。

Q.SNSの発信って、具体的に何にハマっていたんですか?

Twitterでクソコラを投稿していました。

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発信し続けていたらいつの間にか高校のほぼ全校生徒と繋がっていました。廊下を歩いていて「Twitter見てます!」と知らない人に言われたり(笑)リツイートによって別の高校の子とも繋がり、当時フォロワーは2000人を越えていました。
Twitterを通して繋がりが広がることがとても楽しかったんです。

Q.いつからクソコラを作っていたんですか?

中学校1年生、スマホを持ち始めたときからですね。
私小学6年生までの夢が「魔法使い」だったんです。でもその夢が叶わないとだんだん分かってきて(笑)

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そんな時に出会ったのがクソコラでした。青空の写真にホウキにまたがった自分を重ねたら空が飛べたんですよ!幼少期からの夢が、スマホの中で叶った瞬間でした。

長年の夢を叶えてくれた強い衝撃が情熱の原点にあるんですね。

Q.クソコラにハマっていたきくてぃんは、今何にハマっていますか?

「インスタ映え」です。例えば、ピクニックに行ったとしてもレジャーシートの配置1ミリにさえもこだわって沢山の写真を撮ります。自分でも儀式みたいだなって思うくらい真剣です(笑)

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1ミリでさえもこだわるのは、クソコラと通ずるところがあると思います。現在は、自分が作るだけではなく「インスタ映え講座」を開催しています。先日も高知県にお招きいただき講座を実施しました。映える面白さを世の中に伝える活動をしています。

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自分が楽しむところから、楽しむ方法を教える側にステージをステップアップしているんですね。「面白がる人を増やす」とても素敵な活動ですね。

Q.「インスタ映え」に強い想いを持つきくてぃんが数あるプロジェクトの中でととりべファームを選んだ理由を教えてください。

ととりべファームは、日本一映えるファームだと思ったからです。
私は「歩くインスタ映え」と言われているほど、映えに対しての愛があります。

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本プロジェクトを通じて社長が店舗で形にした「映え」の価値を拡大させて、ととりべファームのイチゴをより多くの人に届けたいと思っています。

Q.いま世の中には「映える〇〇」って沢山あると思います。その中でも岐阜県という「地方」で、しかも農家さんのプロジェクトを選んだのはどうしてですか?

私は過去にも「地方」の企業で活動をした経験があります。宮城県石巻市の牡蠣と映えを掛け合わせて、若年女性層にアプローチするプロジェクトでした。その時に地域の豊かさやポテンシャルを肌で感じたんです。それから「どこにいてもときめいて可能性が広がり続ける日本にする」という志を持つようになりました。そのために、個人の資質が社会で尊重される社会を目指したいと考えています。

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説明会で鳥内さんの人生について伺った時、地域で生きる鳥内さんにポテンシャルにときめきました。鳥内さんは脱サラして農家になった方です。その経歴から違和感とスピード感を大事にして生きてこられた方だと感じたからです。

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(左から:SNS担当 山元さん/社長 鳥内さん/インターン生 菊地)

私も自分に素直にキャリアを歩むことで、個人の強みが本当に発揮される場所にたどり着きたいと考えていて、鳥内さんのもとで働かせていただきキャリア観の刺激も受けたいと思ってととりべファームを選びました。


Q.ととりべファームで実現したいことは何ですか?

映えるって楽しい、という感覚を世の中に広げていきたいです。そのために空中いちご狩り施設(2021年1月オープン予定)で映える体験を多くの人にして欲しいです。現在はととりべファームで体験を知ってもらう・やってもらうのための仕組み作りをしています。

いちごっていつの時代も可愛いの対象だと思うんです。でも土栽培だと、ヒールでいけないし、服が汚れるからしゃがめない。つまり収穫する瞬間は映えないのがネックでした。しかし空中栽培だと、好きな服装で行ける。ある意味、常識を覆す体験提供が可能になる施設だと思います。

私が消費者としていちご狩りをして映えることは簡単です。ですがととりべファームの「中の人」になったら、映えるって楽しい!と共感してくれる人を増やせると思ったんです。その共感がきっかけとなり、共犯者(共に企てる人という捉え方)が増えたらととりべファームの良さが広がっていくのではないかと考えています。

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(Eテレ「明日も晴れ!人生レシピ」に取材いただいた時の様子です。)

私のようにインターン生としてガッツリ関わらなくても、「ととりべのいちご、まじ美味しいよ」や「空中いちご狩り、超楽しかった!」とシェアした時点で、ゆるい共犯者になると思うんです。この広がりを大きくしたいです。

そういえば、インターン採用の面接でも、映えの話ばかりしていたなあ。私にとって映えとは楽しく社会貢献する手段でもあります。
鳥内さんと一緒に世の中に面白いインパクトを残したいです。


企業のファンになる「共感者」をつくった次のステップは、私たちのように発信する側「=共犯者」になる。クラファンはまさに「共感者」と「共犯者」を増やすプロジェクトだと思います。

インタビューを終えて・・・(ひなてぃん)

「映える」ことへのこだわりを軸に、つくり手から「つくり手を育てる側」にも活動を広げているきくてぃん。写真1枚から沢山の映えポイントを見つけ出す「審美眼」は、事例の分析などにも応用されています。他の人が見つけ出せない面白さを掘り出し、クリエイティブの力を使ってその面白さを伝える。これまでクソコラやインスタ映えといったコンテンツを誰よりも面白がってきたきくてぃんだから持っている能力だなと思います。これからその能力を最大限に発揮し、ととりべファームのいちごの魅力を余すことなくお伝えしていきますので、応援していただけると嬉しいです。

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