ジョブズを助けたビル・ゲイツ

AppleとMicrosoftと言えば、誰もが知るライバルですよね？

でも、実は過去に、ゲイツがジョブズを助けたことがあるんです。

「まさか！そんなわけないだろ〜」

と私も最初は思いましたが、本当の話なんです。

今回は現代最大のライバル同士の興味深いエピソードを紹介しましょう。

敵に手を差し伸べる

1997年、スティーブ・ジョブズが復帰した直後のアップルは、
経営に行き詰まっていました。

なんと、銀行口座にはたった2週間分の運転資金しか
残っていなかったようです。

でも、そんな危機的な状況に助けの手を差し伸べたのが、
なんとライバル企業のマイクロソフトのビル・ゲイツでした。

当時、アップルとマイクロソフトは著作権問題で長い間対立していました。

にもかかわらず、ゲイツは1億5000万ドルの資金援助と
マック用のオフィスソフト開発を約束しました。

ゲイツはこう言っています

「うちのチームには
　マックの開発が好きなメンバーがいたし、
　実は私たちもマックが大好きなんですよ」

ジョブズはゲイツの支援に感謝し、

「君のおかげで世界がちょっとだけ良くなるんじゃないかと思う」
と電話で伝えたそうです。

例え敵対関係にあっても、お互いを助け合うことで
新たな価値が生まれるのです。

---

このゲイツの支援のおかげで、アップルは立ち直ったし、
マイクロソフトも快進撃を続けましたよね。

まさに上杉謙信と武田信玄の
「敵に塩を送る」エピソードと同じです。

ライバルがいるからこそお互いが切磋琢磨して、
結果的に自分たちも成長できる、ということがわかっているんですよね。

目先の損得にとらわれずに、長期的に物事を考えることが大事です。

握りこぶしをつくっていたら、握手はできません

ゴルダ・メイア：イスラエルの政治家

憎しみ合うだけの敵対関係は価値を生み出さないってことです。

やっぱり最後は握手して終わりたいですよね。