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格闘技界のドーピング問題 - 木村フィリップミノル選手が陽性反応
スポーツ選手とドーピング問題。
オリンピックでもよく話題に上りますが、格闘技界でも以前から問題になっています。
先日、格闘技イベント「RIZIN」に出場した木村フィリップミノル選手のドーピング検査が、陽性だったと公表しました。
肉体を極限まで追い込む格闘技選手のドーピング問題。
これは氷山の一角なのかもしれません。
木村フィリップミノル選手、ドーピング検査陽性
2日、「RIZIN」の榊原CEOは、6月24日に開催された札幌大会において、出場した木村フィリップミノル選手のドーピング検査が陽性だったと公表しました。
RIZINは木村選手に対して、
当該試合は無効試合とする
契約書に基づき、罰金処分とする
RIZINにおいては半年間の出場停止処分とする
復帰の際にはドーピング検査を実施し、陰性が証明された場合のみ出場が可能となる
という処分を下したとのことです。
これまでもRIZINでは、タイトル戦出場選手などにドーピング検査を行っていましたが、結果は発表していませんでした。
榊原CEOは、今回初めて公表した理由について
「RIZINに出る前から(木村が)疑われていたからです。そのまま出てもらうのは無理で、検査をしてもいいか聞いたところ『大丈夫です』というから出場になった」
と述べました。
当初から木村選手サイドとは、検査結果を公表することについて合意していたといいます。
木村選手の件は氷山の一角
今回のドーピング騒動について、総合格闘家の青木真也選手は、
「ドーピングチェックをやるなら全員にやらないとダメじゃないか?
『疑われているから木村だけ検査する』のは公平じゃない。
対戦相手のダリも検査しないでノーコンテストはおかしいと思う」
「事前に『検査する』って言われて検査してるのに、うっかり陽性が出ちゃうヤツも出ちゃうヤツだ。その上、全然悪びれてないのが面白かった」
と指摘する。
特に木村が会見で
「検査された時は体に残っていて、僕自身反省しています。(薬物を)抜いている期間も考えて陰性だと思っていた。」
などと話したことに関して、
「自分で薬を『抜いた』って言っちゃダメだろ。そもそも摂取すること自体が禁止されているんだから」
と斬り捨てました。
しかも木村選手の一件は、格闘技界のドーピング汚染をめぐる氷山の一角だという。
「こういうヤツっているよねって感覚。だから俺は木村を糾弾する気にならない。『陽性が出なければドーピングしてもいい』っていうのは実際にいるからさ」
と語りました。
久保優太選手が擁護して炎上
今回の木村選手ドーピング問題について、K-1時代に対戦経験のある久保優太選手が自身のXで持論を投稿しました。
「ドーピングして簡単に強くなれるのなら喧嘩自慢の人たち、全員RIZINファイターになれちゃう。ドーピングして血の滲むトレーニングするから強くなれるんでしょ。ペナルティ食らってもなおもまだみんな目くじら立てて何で怒ってるんだろう?冷静になろう!」
このドーピングを擁護するような発言に対して、ファンからのコメントが相次ぎ炎上状態になりました。
プロ格闘家としてあり得ない、ビックリする発言
脳筋で草
その努力もドーピングのおかげでナチュラルの人より何十倍も捗るからね
ペナルティが甘すぎる
でも格闘技のドーピングは一歩間違えたら殺人未遂に該当するくらいだと思いますよ
擁護したらダメ!
ズレてる
ドーピングの危険性
スポーツ界でドーピングが禁止されている大きな理由としては、
フェアプレーに反する
選手の健康を害する
社会に悪影響を与える
というものが挙げられます。
また、一度使っていい結果を出してしまうと、止めることができなくなってしまうといいます。
しかしドーピング行為を繰り返していると、命に関わる問題にもなりかねません。
専門家は、
「筋肉増強剤では女性の男性化や、筋肉がダメージを受けて溶けたり、腎機能が低下して腎不全を起こすことがあります。造血剤では血液の粘度が高くなって血栓を生じ、重要な臓器に血行障害を起こし、亡くなる人もいます。」
とドーピングの危険性を指摘しています。
そもそも格闘家は戦うこと自体が命懸けなので、勝てるならドーピングでもなんでもするし、その結果死んでもいい、と思ってしまうんでしょうか。
ファンとしては、正々堂々と己の身体のポテンシャルを発揮してフェアに戦ってもらいたいですよね。
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