星野源が憎い

星野源が憎い。

あるニュースでやっていたが、彼は婚活女性の理想のタイプなんだとか。インタビューされた女性いわく「もっとも平均的な容姿」らしい。
一体どこが平均的なのだ。ただのイケメンじゃないか。ほどよく痩せ型で、ハゲてもないし。私から見れば正真正銘の「イケメン」だ。しかも金持ちだし。

しかし私は女性の言い分よりも、星野源に腹が立つ。
彼は少し脳ある鷹すぎやしないか。ある時は日本を代表するポップスター。ある時は中野ブロードウェイに年中入り浸る臭いおじさんの様にディープでコアなカルチャーマニアに。またある時は童貞のそばに寄り添う聖母のような、いや聖母の乳にしゃぶりつくド変態に変化する、変幻自在のオールラウンダーだ。
にも関わらず世間の印象は「普通」なのである…いやどう考えてもおかしい。体のサイズほどある爪をいとも簡単に収納している。
しかも最近結婚した。あの報道があった日、日本中の童貞が「なぜ俺が星野源ではないのか」と嘆いた。その悔しさに泣いたし抜いた。あんなに俺たちに寄り添い、まるで同じカテゴリーの人間であるかのように接してくれていたのに…結局のところ彼はスーパースターだったのだ。

ああ憎い。同時にとても羨ましい。
やはり心の奥底では彼をリスペクトしているのだ。
しかしまあどう転んでも私は星野源にはなれないわけで。
どうにか一時的にでも星野源みたいになることは出来ないのだろうか?
そこで思いついたのが、星野源みたいなエッセイを書く事で星野源の気持ちを味わおうというものだ。エッセイを書いている間だけは、星野源の気分になれる。後ろでガッキーが食事の用意をしてくれている気がする。いいねをもらおうものなら、多額の印税が入ってきている気分になる。

星野源を演じることで、私は最強になれるのかもしれない…
そんな動機で書き始めたこのブログ。
ぜひ読んでいただけると幸いです(星野源のファンは読まないでね)。






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