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2022年5月の記事一覧
「劣悪だった食生活が次第に改善されていく」という描写によって、人生に絶望していたキャラがエンパワメントされつつあることを暗示する ~アニメ「スーパーカブ」の場合
◆概要【「劣悪だった食生活が次第に改善されていく」という描写によって、人生に絶望していたキャラがエンパワメントされつつあることを暗示する】は「キャラの感情などを暗示する」ためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「スーパーカブ」 ▶1 本作の主人公は、小熊(高2)。 彼女は覇気の感じられない少女である。まるで、すべてを諦めてしまっているかのように見える。 というのも、じつは小熊には親がいない。 お金もない(奨学金でどうにか自活している)。 趣味もない。 友達も
「本番前に緊張してしまう→先輩が先導してくれる→さらに振り返って一言→おかげで緊張が解ける」というシーンを丁寧に描くことで、「緊張が解ける過程」に説得力をもたせる
◆概要【「本番前に緊張してしまう→先輩が先導してくれる→さらに振り返って一言→おかげで緊張が解ける」というシーンを丁寧に描くことで、「緊張が解ける過程」に説得力をもたせる】は「本番前」に関するアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「四月は君の嘘」(第4話) ▶1 本作の主人公は、公生(中3の少年)。 彼はピアニストである。幼い頃から厳しい指導を受けて育ち、その甲斐あって数々のコンクールで優勝を果たしてきた。ところがいろいろあって、11歳の時にピアノの音が聞こえなくなって
「仲間がビーチボールを投げて寄越す→キャッチしようとして必死になる」というシーンを通じて、そのキャラがいかに仲間を大切に想っているかを示唆する
◆概要【「仲間がビーチボールを投げて寄越す→キャッチしようとして必死になる」というシーンを通じて、そのキャラがいかに仲間を大切に想っているかを示唆する】は「海、波、海水浴、海遊び」に関するアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive」(第9話) ▶1 本作の主人公は、ペコリーヌ、コッコロ、ユウキ、そしてキャルの4人だ。「美食殿」なるギルドを組む仲間である。 彼らは愉快で騒がしい日々を過ごしている。 ……が、単にワイワイやっているだけではな
かつて自分の家族を守れなかったキャラ。彼はいまも後悔し、罪悪感を抱えている。ゆえに、自分の家族と同じように傷つく人を見過ごせない
◆概要【かつて自分の家族を守れなかったキャラ。彼はいまも後悔し、罪悪感を抱えている。ゆえに、自分の家族と同じように傷つく人を見過ごせない】は「読者・鑑賞者に好かれるキャラ」を作るためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」 ▶1 本作の主人公は咲太(高2の少年)。 彼は、「思春期症候群」なる奇妙な病を発症した少女たちと出会う。そして彼女たちに寄り添い、病を乗り越えるのをサポートしてやるのだが……はて。 咲太が少女たちを手助