見出し画像

親って

普通の親を持つ子が羨ましいと

子どものとき、よく思った

普通とは

お父さんとお母さんがいて、

お父さんがサラリーマンで

お母さんが専業主婦のおうちのこと

うちは母子家庭で

自営業で

お父さんがいなくて

お母さんは忙しかった

私が帰ってこなくても母は気がつかないし

勉強しろと言われたこともないし

進路のことを気にされたこともない

誕生日もよく忘れられた

心配されたい

とか

もっと口うるさく言われたい

なんて思っていた

親がもっとあれこれしてくれたら…

ってうらめしく思った時間は長かった

少なくとも数年前までは思っていた

・・・

そのかわり

私はものすごく自由に生きられた

自分で全部決められた

自分で決めたことの全てが正しかったわけではないけれど

自分で決めたから文句はない

そして、何でも自分でできた

だから

これで良かったのだ

今は私の誕生日を祝ってくれて

私の心配をしてくれる夫がいる

(そして夫はサラリーマン)

子どもの誕生日を毎年忘れずにしっかり祝える自分もいる

忙しすぎない自分もいて

子どもに口うるさく言ってしまう自分もいる…

いつのまにか人生が

自分の思い通りになっていた

大人になると

親の影響はほとんどなくなるものだ

自分で好きな人生を形作れるのだから


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?