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◎私の詩すべて◎

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切なくて甘ったるいお伽話 いとしさとさみしさの標本
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2022年1月の記事一覧

お願い事 《詩》

絶望とか悲しみとか苦痛とか いくらでも食べるから それで体が壊れてもいいよ どれだけ悔しくて泣いて 涙で目が潰れてもいいの 愛すべき人を傷つけたくない 誰にも必要とされないゴミになっても 愛をくれた人に傷をつけないですむ 何もできないぬいぐるみになりたい🧸

要らない 《詩》

みんなと同じように生きられない 同じ生き物と教えられ並んで生きた 生きても生きても離れていく 置いてけぼり 私あまり上手に愛せないみたい 近づくと痛くて怖い 嫌いだ間違いだって声が聞こえるの 仲良くしたくて お話したくて 手を繋いで歩きたくて 人を愛すことみんなしてるのに 私には許されてないみたい 微笑みくれた人 何も言わずに急に離れるから 真っ暗な部屋から出られない お前なんて要らないって 無関心が降り注ぐ 要らないおもちゃになるなら 心のないおもちゃがいい 初めか