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論理的思考の前段にある小2息子の恐竜クイズ(統一思想の認識論)

昨夜、帰宅後の夕食中に、息子から「恐竜クイズ」を出されました。

一方、カレーを食べる僕の目の前では、妻が日中に何かあったみたいで元気ない…

妻の話を聞いてあげたいけれど、息子はそんな隙間を一切与えません。「恐竜クイズ」について怒濤のごとく話していました。。

僕は二人に挟まれるような感じ…といっても、息子にはそんな意識はないかも。
ちなみに、わが家ではめずらしくない光景です。

夕食はせっかく僕が好きなカレーだったのに、味もさっぱりわかりませんでした。。

以上は前置きです。

みんなが寝たあとに、静かにソファで考えました。

「息子が出してたクイズは論理的思考にいたる前の思考法だな」と。

ちなみに、妻のお話は

リビング✕
キッチン✕
衣装部屋✕
お風呂✕(妻が乗り込んできた後に息子も参上)
お風呂後の脱衣所

で、無事に聞くことができました。

息子が出してた恐竜クイズとは、恐竜の特徴を比較するクイズです。

たとえば、、
・竜脚類の首の長さの比較
・竜脚類の尾の長さの比較、とか

息子は小1のときから「ランキング」が大好きで、大きさ、長さ、広さ、多さの比較を好んでしています。

ちなみに、この日の前日のクイズでは
・世界(日本)で一番大きな国(県)の順位
・世界(日本)で一番人口が多い国(県)の順位
・世界(日本)で高い山・長い川の順位
などを聞かれました。

みんなが寝た静かな部屋で、僕なりに整理しました。


統一思想の認識論をふまえて


人間の認識には、

感性的段階→悟性的段階→理性的段階

の3つの段階があります。

3つ目の理性的段階にいたると、論理的も含めた(複雑な)思考ができるようになります。

思考においては、頭の中で様々な観念(概念)を比べる、という比較の作業が欠かせません。

頭(心)の中で、様々な観念(概念)をあれこれと操作して、新しい観念(概念)をつくりだす。

これを統一思想では「対比型の授受作用」といいます。

息子がやっていることは、ただの比較です。なので、息子の認識は理性的段階には至っていません。

ちなみにですが、第1段階の感性的段階は直感的な認識をいいます。幼児だけでなく、多くの動物にも見られるものです。

第2段階の悟性的認識になると、感性的な認識で得た情報を整理して認識することができます。

例えば、若いオスのライオンがサバンナで生きていく時に、「どこを拠点とすれば、他のオスのナワバリを侵さず、かつ、最低限の水などを確保しながら生活できそうか」を判断するときは、悟性的認識をしています。

なので、悟性的認識には比較の能力が欠かせません。息子の認識は現在、高等動物レベルってことですかね。

ただ、息子が出す「恐竜クイズ」は難しくて、理性的認識がたぶんできる僕や妻でも応えられませんが・・・

ちなみに、竜脚類で一番首が長いのがスーパーサウルス、二番目がアルゼンチノサウルス、と話してました。尾の長さはアルゼンチノサウルスが一番だとか。(真偽は不明)


僕が考える「子育ての基本」


子育てでは、年齢に応じた発達段階をクリアさせてあげることが大事だと、僕は考えています。

  1. 乳児期には基本的信頼感を心に満たしてあげる

  2. 幼児前期には子どもの自律性を尊重して伸ばしてあげる

  3. 幼児後期には自主性を尊重して伸ばしてあげる

  4. 小学生くらいになると、勤勉性を尊重して伸ばしてあげる

って感じです。アイデンティティという概念を提唱したエリクソンの「ライフサイクルモデル」に基づく子育て観です。

臨床に基づくエリクソンの子育て観は、統一思想の子育て観に合致する、と僕は考えてます。


すべての人間には神様が与えてくれた「良心」があります。

上記のように、乳幼児期に年齢に応じて習得すべきものを習得させてあげれば、子どもは小学生くらいになると自分の良心に基づきながら、自分で考えていろいろやっていきます。

大事なのは、大人になった時に神様がすべての人間に与えてくれた良心がちゃんと発動して生活できること。

そのためには、乳幼児期に「基本的信頼感」「自律性」「自主性」をちゃんと育んでおく必要がある、と僕は考えます。

すべての人間が「基本的信頼感」「自律性」「自主性」を乳幼児期に育むことができれば、良心的な善人が増えて、世界は平和になる!

息子を育てながら、そう思ったりしますね。


息子の認識力が理性的段階にいたるのは、たぶん、まだまだ先です。

息子には子ども時代をたくさん謳歌してほしいなって思います。

できれば、妻との時間はもう少し確保させてほしいけどね。

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