僕にとっての100ハイ

はじめまして。
早稲田大学文化構想学部3年の植木陽平です。
僕は早稲田大学クイズ研究会(W.Q.S.S)というサークル(以下クイ研)に所属しており、2年前(2019年)の5月19日から20日にかけて行われた第57回本庄~早稲田100キロハイク(以下100ハイ)にクイ研の同期、先輩方と参加しました。今回はその時のことを書いていきたいと思います。

100ハイとは?

「100km歩くイベント、ただそれだけです。あとは実際に自分の身を持って体験してみてください。」と言いたいところですが、これでは少し不親切なのでもう少し説明すると、埼玉の本庄市から東京の早稲田までのおよそ100kmの道のりを2日間かけて完歩することを目指すイベントです。要するに、早稲田目指してひたすら歩くのです。びば。

辛かったこと

足が痛いです。でも、歩かないとゴールには辿り着かないのでそんなことは言ってられません。僕は無駄にリュックに荷物を詰め込んでしまったので、肩も痛くて更にハードモードでした。あと、暑い。5月も下旬に差し掛かろうという時期に炎天下で1日中歩くと激しく体力を消耗します。当日の天候にもよりますが、タオルをたくさん持っていったり、こまめに水分をとるのが大吉です。

参加してよかったこと

何よりも「100キロ歩く」という経験ができることです。文明が発展した現代では100キロという長い距離を徒歩で移動する人間はいません。電車や自動車を使うのが普通でしょう。しかし、この100ハイは自分たちの足で、2日間かけてその長い距離を完歩するのです。なんだか馬鹿らしいなと思うかもしれませんが、「馬鹿らしい」のではなく「馬鹿」です。僕自身、この100ハイに参加したのは、偏に「なんだか楽しそう」と思ったからです。しかし、実際参加してみて思ったのは、世にいう「なんだか楽しそう」なものではなかったということです。でも、当時僕はクイ研に入ったばかりで、まだあまり話せていなかった同期や先輩方と2日間たくさん話せたのはとても楽しかったです。話しながら歩いていれば、自然と気が紛れるそんな気がしました。色々あって2日目の夜に高田馬場に辿り着き、学校まであと1kmの道のりを、当時のクイ研の幹事長と一緒になぜか走っていました。「馬場歩き」ならぬ「馬場走り」とでも言うのでしょうか。「ウマ」でも「娘」でもないのに。道を照らす街灯1つ1つが眩しくて、それまでの辛かった99キロが走馬灯のように頭の中を巡っていきました。「今までの人生で1番辛く、1番楽しい1キロでした。」ここだけ読むとショボい高橋尚子みたいですが、自分の中でとても大事な思い出になっています。なんで最後走ることになったのかはあまり覚えていませんが、それはきっと最後まで「馬鹿」でいられたからでしょう。100ハイの最初から最後まで、いや参加を決めたその時からずっと「馬鹿」でいられたこと、これ以上に幸せなことはないのでは、と僕は思います。

最後に

長々と書いてしまいましたが、僕が伝えたいのは「100ハイに参加して完歩した者だけが見えるものがある」ということです。確かに辛いことはあるけれど、それ以上に「参加してよかった」と思えることが多いです。(この文章も「辛かったこと」より「参加してよかったこと」の方がボリュームがあります!)
騙されたと思って是非参加してみてください!僕も今度はコスプレして参加します。
あと、昂揚会が色々ヤバいです。

(本当に)最後に


最後に少しだけ、僕が所属している「早稲田大学クイズ研究会(W.Q.S.S)」の宣伝をさせてください。
W.Q.S.Sはクイズも遊びも両方楽しめるサークルです。クイズはもちろん、会員と仲良くなれるイベントが盛りだくさんです。
初心者向けの「群青」、上級者・経験者向けの「紺碧」、イントロクイズの「翡翠(ひすい)」といったサークル内サークルでクイズを楽しめます。
また、早稲田祭では毎年「クイズフェスティバル」という一般のお客さん向けのクイズ大会を開催しています。
他にも様々なクイズやイベントが楽しめます。興味のある方は是非下のリンクから各種SNSをフォローしてみてください!
公式LINE:https://page.line.me/276pohqg
公式Twitter:@w_q_s_s
公式Instagram:wqss_wqss

【皆様へのお願い】
第59回本庄〜早稲田100キロハイクはクラウドファンディングを始めました。2回の開催断念もあり、開催が危ぶまれる状況です。早稲田の三大イベントとして存続させるため、実行委員会一同頑張って参りますので、ご助力よろしくお願いいたします。下記URLより、お待ちしております。
https://camp-fire.jp/projects/view/566268

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