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なんだ食べ(ら)れるじゃん

私は小さい時からなんでも食べられる子だった。特に嫌いな食べ物はない    でも唯一好きではなかったものがある 数の子だ 数の子を普段食べる機会はないが、 祖父の家にお正月に遊びに行くと、張り切って用意してくれた高いおせち料理に必ず入っていた数の子。 祖父の好物なのか分からないが、やけに小学生の私に勧めてくれた。 遠いので一年に一回しか会っていなかった祖父に、立派に人見知りをしていた私は、いらないということもできず、ありがとうと言って頑張って食べていた思い出がある。

    • ちっぽけなわたしと心に住んだ海

      社会人2年目の冬 突然糸が切れた 今まで普通にできていたことができない  やることが多すぎて、手のひらからこぼれ落ちていく 必死に食らいつく日々が秒速で駆け抜ける 得意先に怒られ何度も唱える「申し訳ございません」 楽しいことがあっても、感情が振れない 元々負けず嫌いな私 こんなことでへこたれてはいけない もっとみんな辛いんだって言い聞かせ 辛いことに気づかず 我慢我慢 お腹が痛くなっても 我慢我慢 やりがいがない日々 誰のため?数字のため? 何のために働いているの

    なんだ食べ(ら)れるじゃん