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百年防災社が考える防災とは①

「防災」は生き延びて、備えること

弊社が考える防災とは、「生きる」ということ。
この世に誕生して、一人として同じ人生を歩まず、それぞれの道をそれぞれの出逢いと意思決定により、人生を築いていく。その中で、楽しいことはもちろん、辛いこともある。そして「災害」も発生する。
災害が発生し、何の備えもしていなければ、命を落としてしまう可能性は高まる。でもちょっとでも備えておけば、事前に計画を立てておけば、助かる命が増えるはず。災害が発生しても生き延びれば、またいろんな出来事が起こる楽しい人生が再開する。
「『生き延びて』、豊かな人生を『生きる』ために、備えておく」
弊社が考える防災だ。

体操服を取りに戻る?借りる?

生きていると、困難は発生する。小さなことでも、大きなことでも。
例えば、小学校に通う子どもが忘れ物をする。
「体操服を忘れた!」と気づいたとき、まず自分でどうにかしようとする。学校が始まるまでに家に戻って、体操服を取りに行こう!と、考えるが時間がない。
次に考えるのが、他のクラスのお友だちに借りよう、同じ学校に兄弟がいるから借りてみようと、友人や家族に助けを求めることだ。頼まれた友人や家族は、「汗かかないでよ〜」と冗談を言いながら、きっと貸してくれるだろう。
これで忘れ物事件は解決。
この例えには、自分自身で考えて乗り越えようとする行動と人に助けてもらって乗り越えようとした行動がある。

助けてもらうことと助けること


災害時も実は同じ。
学校で地震が発生した。日頃から訓練をしている生徒たちは、一斉に机の下に隠れる。しかし、勢いで上靴が脱げてしまった!揺れがおさまり校舎の中は窓ガラスが割れ、破片がいっぱい。室内にいることが危険と判断した先生から校庭に避難するよう声をかける。上靴が脱げてしまった子は、まずは自分で机の下から足を伸ばして上靴を引き寄せようとする。靴を履いて逃げないと、ガラスの破片で怪我をしてしまうからだ。
届かない場合、次の瞬間できることは、友だちや先生など上靴の近くにいる人にお願いすること。逃げる前に、「ごめん!上靴を取って!」と大きな声を出してお願いする。友だちが上靴を取ってくれ、無事に校庭へと向かうことができる。
自分自身で考えて乗り越えようとする行動と人に助けてもらって乗り越えようとした行動が、災害時にも発生する。

まずは、助けてもらうこと、助けることの重要性を一緒に考えていきませんか?

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