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私が防災士になるまで①

 みなさま、こんにちは!
世間はすっかりバレンタインムード一色ですね…!
スーパーでも百円ショップでも、コンビニでもチョコレート一色!
バレンタインできゃっきゃっするような年齢でもありませんが、この時期だけの限定チョコレートを自分用に買うのがここ数年の密かな楽しみです…♪

 今回は「防災士」についてご紹介します。
私は2020年9月に防災士の資格を取得しました。
防災士の資格はどのようなものなのか、どのようにして取得するのか。
私の体験レポートも合わせて、2回に分けてお届けします。

【防災士とは】

 特定非営利活動法人日本防災士機構による民間資格です。
自助・共助・協働を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを日本防災士機構が認証した方のことを指します。

 平常時は自身の備えを進めると共に、地域や職場で防災啓発を行ったり、防災訓練等でリーダー的役割を担って活動していくことが期待されています。
また、被災地の支援活動を行ったり、自身が被災した際は、防災士としてリーダーシップを発揮して住民の命を救ったり、避難所運営のサポートを行うことも期待されています。
災害時・平常時ともに、防災士として周りの方に与える影響はとても大きいと思います。

詳しくは日本防災士機構のHPをご参照下さい。
https://bousaisi.jp/

【note10】避難する人たち

【防災士になるには】

 防災士の資格を得るためにはどうすれば良いのでしょうか…?
テキストを読んで、過去問を解いて、資格試験で合格すれば資格が取れるのか…。
実は防災士の資格を取得するためには、下記のステップが必要になります。

①防災士養成講座の受講
日本防災士機構が定めたガイドラインに沿ったカリキュラムで構成された講座を受講する必要があります。
防災士教本にある21項目のうち、最低12項目以上は集合研修で履修する事が求められ、それ以外の項目は各研修機関が定めた様式のレポートを提出することで、全項目の履修をすることになります。

②防災士資格取得試験
各研修機関による研修の最終日に、同じ会場で試験を受験できます。
試験は3択式で全30問、80%の正解率で合格となります。

③救急救命講習の受講
救急救命講習は、心肺蘇生法とAEDを含む3時間以上の内容が対象です。

以上の条件を満たした状態で日本防災士機構に防災士認証登録手続きを申請します。
承認されれば晴れてあなたも防災士…!
しかし、これを自分で一つ一つクリアしていくのはとてもハードルが高そう…。
と感じる方もいらっしゃると思います。

しかし、現在は日本防災士機構が定めた研修機関では、研修から試験、認証登録手続きまですべて行って頂ける所がほとんどです。
研修のコースや機関によっては、救命救急講習までセットになっているものもあります。

防災士の資格を取得するまでには様々な事例があるかと思いますが、後半で実際に私が防災士の資格を取得するまでの一例をご紹介したいと思います!

【防災士を目指すきっかけ】

 そもそも、どうして私が防災士になろうと思ったのか…。
私は現在も、かつしかFMで防災レポーターとして活動しています。
もともと20代の頃はかつしかFMでお店や街頭で生中継のインタビューを中心に担当していましたが、結婚・出産をきっかけに卒業していました。
2017年、かつしかFMからレポーター復帰の打診を頂きました。
今回は「防災」のレポーターとしての復帰でした。

 このお話を頂いた時、私は防災について無知で、災害に関してもありがたいことに全く縁のない人生を歩んできました。
…こんな私に防災レポーターが務まるのか…!
と不安を抱えつつも、私の防災レポーター人生がスタートしました。
当初は無知であることを逆手にとって、リスナーの皆さんと一緒に勉強をするつもりでインタビューを重ねていきました。

 区役所の方々や地域で防災の活動をしている方々に取材をさせて頂く機会が増えるたびに、皆さんの「備え」や「地域」に対する熱い想いに直接触れ、私自身がたくさんの刺激を頂きました。
そして、もっともっと防災のことを私自身の言葉で伝えていきたい。
だんだんとそう思うようになりました。

 まずは基礎的な知識を身に着けたい。
そして、防災の知識を持った身として、きちんと取材をしたい。
そう思ったときに「防災士」の資格を取ろうと思ったのです。

2019年の末、来年の目標は「防災士」の資格を取得する事!
強く決めて、周りにも声を高らかに宣言したのでした。

【note16】やる気メラメラ

【防災士養成講座の申込】

 よし、防災士の資格を取得するぞ!
と、さっそく日本防災士機構のHPを確認して、私は防災士研修センターの研修を受講することにしました。
日本防災士機構のHPには養成研修実施機関の一覧が公開されています。
ご自身のお住まいの地域などに合わせて研修機関を選択いただければと思います。
私が申し込んだ講座は「救命救急講習」が含まれている研修でした。
2日間の研修・試験の中に救命救急講習が含まれているので、防災士の資格を取得するには最短ルートだと思って決断しました。

しかし、受講予定日は2020年3月下旬。
新型コロナウイルスの感染防止のため、研修は中止。
次回開催予定日も未定の状態でした。

ここからどのようにして私が防災士の資格を取得したのか…。
体験レポートを含めて後半に続きます…!!

(執筆:山岸朋子)

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