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10冊目

10冊目に到達しました。10分の1!
『世界でいちばん透きとおった物語』(杉井光/新潮文庫NEX)


流行り真っ只中のものって、手を出し辛くないですか?

「別に流行りものが好きなわけじゃないし…」と、誰にでもなく言い訳してしまうような気持ちになったり(自意識過剰ですね)
「今更読んでも遅いかな…?」と、考えなくてもいいことを不安に思ってしまったり。

文学好きの大多数の例にもれず(失礼)
天邪鬼なわたしはそうやってうじうじとしばらく悩んでいましたが、読み終わってみたらぜーーんぶふっとびました。

傑作じゃん…。


読んでよかった。大大大成功。手に取った自分、よくやった。流行りものだからいらん!などと天邪鬼なことをしなかった自分、ナイス勇気。
ものがたりとしても、本好きをくすぐるテクニックも、超良かった。

100冊の本に救いを求める10冊目POP

ミステリではないのですが、謎を解いていく過程はもう圧巻で、本好きって伏線大好きだと思うので(偏見)
読書を普段からする人ほど、うお~~~ってなるような気がします。
し、難解な表現や言葉もないので、普段あまり文章を読む機会がない人にもこれはオススメできますね。老若男女大歓迎。大幸福。

新潮文庫NEX、ほぼラノベでしょ、わかもの向けでしょ、大人になってしまったわたしにはもう関係ないのさ…。などと安易に思っておりました。
大変申し訳ございませんでした。

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