今日の朝食　媛マドンナがやって来た！

108 柑橘香る、煩悩の朝ごはん

　午後の銀座、打ち合わせの後、所用を済ませて車を取りに戻ると駐車場が混んでいたので、無印で少し時間を潰してから戻ることにした。ゆっくりと見る機会がなかったのでちょうどいいと思った。

　上から下までグルグルと眺めながら、ちょこちょこと買い物カゴに入れつつ１階へ。食品フロアで、蜜柑と目が合った。数日前から「おいしい蜜柑が食べたい」と念仏のように唱えていたのだった。せとかの小さな袋を買って帰った夜、媛まどんなが愛媛からやって来た。思わず小躍りしながらキッチンへと運んだ。

　翌朝、バタートーストとコーヒー、ゆでたまごに、媛まどんなの朝食を食べた。贈ってくださった方に、夜中のうちに感謝を伝え、１個目は丁寧に手で皮をむいてみた。オレンジ同様にくし切りの方が、見栄えがよく、楽なのだが、白き部分へのリスペクトも含め、よく見てから食べた。こうすると、丸ごといただいた気になる（皮食べてないじゃん、といわれるが）。

　柑橘の香りが、紅茶やバターととても合う。なんとなくゆでたまごも。むいて食べるもの同士などというオチはないのだが。