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シングルマザーのストーリー✨『心の自立』





女性にとって結婚は一大イベントでその後の人生を大きく変えます。特に私が結婚した当初は女性は専業主婦が圧倒的に多かった時代です。

どんな人と結婚するかによって女性の人生が変わってしまうのは今よりも昔の方が色濃く出ています。それは世間が今ほど離婚に対して寛容ではなかったからです。
酷い結婚生活であったとしても、我慢を強いられるのは圧倒的に男性より女性が多かったのです。

結婚生活を夫婦が生涯を通じて仲睦ましく添い遂げていくのか?
それとも表向きは夫婦であっても実は仮面夫婦なのか?
また、ケンカはしょっちゅうしたとしてもオシドリ夫婦なのか?


以前も伝えましたが私は依存体質で大人になっても心の自立が出来ていないまま23歳で結婚しました。
結婚後は依存する相手は母親から夫へと変わるだけで自身の力で自ら立っていこうとはまるっきり考えていなかったのです。離婚するなんてことも頭の中にはまったくありません。
私と同年代の女性のほとんどは、
大学を卒業して就職し結婚する時は寿退社。その後は子供を産み育て夫の稼ぎで家を守っていくのがよい妻であり、よい母親であってその当時の女性の幸せの基準でもありました。
女性はあえて自立することなく結婚したら夫に尽くし子供を立派に育てて生きていく。
それが女性にとっての一番の幸せとほとんどの人が思っていた時代です。

今思えば、たとえ専業主婦であったとしても心の自立が出来ていなければ、本当の意味で『大人』にはなっていないことがわかります。

私は離婚していなければ、
生涯において心の自立をすることなくこの人生を終わっていたかもしれません。


神様は私に大人の女性として自立することを何より望んでいたのでしょう。


友人から突然のビルの建て替えの話を聞き、数日か後にそのビルの一室でエステサロンを開業するかどうかの決断を下さないといけません。
資本金もない私にとってはとても大きな不安と恐怖がありました。

それでも日増しに私の中でずっと抱いていた独立の夢は大きくなっていきます。
小さなお店でも自分が理想と掲げているエステティックサロンを立ち上げてみようと思う気持ちが強固になってきました。

『幸運の女神は尻尾ではなく頭を掴まないとチャンスは遠のく』

私はこの言葉をずっと信じている一人です。


運が向こうからやってきたこのチャンスに私は起業する決心をしました。

続く。


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