見出し画像

PSYCHO-PASSについて淡々と語る。

三期がはじまり、優しくない私生活において心の潤いとなっているPSYCHO-PASS。

このPSYCHO-PASSという作品について、私はしょっちゅう頭の中で思考を巡らせている。だけど、人と語り合ったり意見を公にしたりする機会がないなぁと思い、所感を綴ってみようと思う。とは言え、そもそも作品を知らないとおもしろくないし、興味のない方が大半だと予想されるので、遠慮なくリターンしてください。

※ネタバレはしていません。念のため。

●100年後の日本、シビュラシステムが普及した世界観について

私があの世界の住人であれば、真っ先に潜在犯認定されるだろう。犯罪係数200はOverしている気がする。

シビュラシステムは曰く、「事件を未然に防ぎ、市民の最大幸福を実現する」ことを約束してくれる。
ただし、市民の大多数にとって幸福的な日常が、誰にでも当てはまるわけではない。
私のようにひねくれた人間、信じるより疑うことが習慣化された者は、真っ先に淘汰されるシステムだ。
キャラクターでいえば狡噛や槙島に近い部分があるかもしれない。
自分自身の頭で考え、物事を選択したい。これがベストですよと最適解を提示されたところで、クソくらえと思う。
たしかに、私たちは日々多くの決断コストにエネルギーを割かれている。
だけど選ぶことというのは、人生を主体的に生きるためには必要なことだ。それをせずに他人のなすがまま、言われるままに行動することに価値を感じない。
あの世界では、シュビラの奴隷になることが、犯罪係数を上げずに安寧に暮らしていく最善策だ。
それならば、いっそ潜在犯落ちして、執行官に登用されて生きてゆきたい。
行動の自由はほとんどないが、思考の自由があるならば、私はそれで半分は満足だ。

●各キャラクターについて

先述のとおり、自分に似たキャラクターを強いて挙げるならば狡噛と槙島だと思う。
常守も似た部分はあるが、私はあんなに柔軟でないし「メンタル美人」ではない。
ただ、私は他者曰くギャップが激しいところがあるらしいので、ぱっと見は常守や慎導あたりに似ているだろう。
PSYCHO-PASSのキャラクターは皆魅力的なので、嫌い・苦手というキャラクターは思い浮かばない。
一方、いちばん好きなのは、宜野座だ。彼のような人物に側で支えてられていた常守がうらやましい。

天才肌の狡噛、秀才の宜野座と、異なる優秀さの2人は、おそらく女性人気二大キャラクター ではないかと思っている。
狡噛は、孤独だ。宜野座も生い立ちや展開を考えると孤独な人間なのだが、狡噛は絶対的に孤独な人間であるように思う。
もちろん相対的な孤独も寂しいものだが、絶対的孤独たる者は、誰にもその心の乾きを癒せない点において、救いがない。そう感じてしまう。

●灼と炯
三期の二大主人公のこのふたりは、いいバディだなと思う。
幼なじみで、互いが互いの精神的ザイルパートナーという関係性が、いい。
言葉のいらない信頼関係は、あこがれる。
私の心はかたくなで、100%の信頼を預けるというのはちょっとむずかしい。
他者信頼の力いうのは生い立ちによるところが大きいから、仕方がない面もあるのだが。

主人公ふたりだけでなく、1係のメンバー皆がいい味を出していて、今後の展開が楽しみだ。


ほかにもいろいろ書きたいことがあったはずだが、脳みそが疲れたのでこれにて強制終了

あなた→わたし→誰か→ほかの誰か