シリーズambivalence
わたしには、相反するたくさんの性質が内在している。
個体としてはひとつ、1人の人間ではあるけれど、1人の人間が一生で確立されるであろう一個体としてのアイデンティティが、混沌としている。カオスだ。
ヒトはさまざまな何かにアイデンティファイし、自己を自己たらしめている。もちろん、わたしも。だけど、何かがおかしい。何かちぐはくだ。むかしから、ずっとそう感じてきた。
この個体ひとつに、いくつのambivalenceが内包されているのか……
数えたことはないが、絡まりもつれほど